経済統計解説=米CPIに高止まりの兆候、総合の伸びに改善みられず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 1月の米消費者物価指数(CPI)は総合・前年比がプラス3.1%まで鈍化したも
のの、昨年6月以降は3%超での推移が続いている。コア前年比は+3.9%と、前回
から変わらず。総合の伸びがインフレターゲットに近づいていないことから、コアの伸
びも遅かれ早かれ鈍化が止まりそうだ。物価上昇率の高止まりを警戒すべき。
 昨年末にかけて、国際労働機関(ILO)基準の英失業率は3.8%まで低下した。
タカ派的な金融政策が続くなかでも、雇用環境が引き締まっている。賃金上昇率は鈍化
しつつあるものの、高止まりするとインフレ懸念が再燃する可能性がある。
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