LME市況=アルミは小反落、銅は米小売売上高の減少受けたドル安で反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,198.66  - 11.66       2,224.50  - 11.00
    アルミ合金      1,820.00     0.00        1,820.00     0.00
     銅         8,223.00  +126.00        8,314.00  +117.00
    ニッケル      16,006.50  - 82.50       16,258.00  - 88.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2240ドルで小高く取引を開始。アジアの時間帯はジリ
高となり、一時2244.50ドルまで浮上したが、欧州の時間帯以降は軟化に転じ
た。2220ドル台前半まで値を落としたところで1月の米小売売上高の減少が手掛か
りとなって買い戻されたが、戻り待ちの売りを浴びて2217.50ドルまで下落。安
値では修正から買い戻す動きも見られたが戻りは抑えられ安値圏のまま終了。
 2月14日の指定倉庫在庫は1万2975トン増の53万8075トン。
 銅3カ月物は反発。8210.50ドルで買い優勢で取引を開始した後、アジアの時
間帯は8225ドルを上値抵抗線としてもちあった後、欧州の時間帯に浮上しながらも
8250ドルが抵抗線として意識されたが、米国の時間帯を迎えると1月の米小売売上
高の減少によるドル安が強気材料視されたことで地合いを引き締め、引けにかけて上値
を探る足取りを展開。買い戻しが誘発され、終盤に8328ドルの高値まで浮上した。
高値を離れた後も大きく下押されることは無く、この日の高値圏を維持して終えた。
 2月14日の指定倉庫在庫は1300トン減の13万2525トン。

 ニッケル3カ月物は反落。1万6330ドルで小安く取引を開始した後は地合いを引
き締めて米国時間の序盤に1万6590ドルの高値まで浮上し、前日の高値を上抜いた
が、この水準に達すると売り崩されて一気に軟化。1万6205ドルまで値位置を切り
下げ、軟調に引けを迎えた。
 2月14日の指定倉庫在庫は426トン減の7万1544トン。
今日の材料
・15日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・香港株式市場でハンセン指数は続伸、65.25ポイント高の1万5944.63
 ポイント。
・中国大陸市場は休場。
・欧州株は上昇。昨年第4四半期の英GDPが2四半期連続のマイナス成長となり、英中
 銀が早期に利下げを始めるとの見方が相場を押し上げた。英FT、独DAXともに不動
 産関連銘柄が上昇。
・1月の米小売売上高
 結果 -0.8% 予想 0.1% 前回 0.4%(0.6%から修正)(前月比)
・2月のニューヨーク連銀製造業景気指数 結果 -2.4 予想 -10.0 前回 -43.7
・2月のフィラデルフィア連銀景況指数 結果 5.2 予想 -9.0 前回 -10.6
・米週間新規失業保険申請件数
 結果 21.2万件予想 N/A 前回 22.0万件(21.8万件から修正)
・ドルは下落。ドル円はNY時間の序盤、瞬間的に1ドル=149円台半ばに急落。下値
 を切り上げ、149.90円台で終了。ユーロドルは2日ぶりの高値となる1ユーロ
 =1.0784ドルまで上昇。
・米国株は上伸。ニューヨークダウは348.85ドル。ナスダック指数は47.03ポイント
 高。
・ニューヨーク貴金属、原油とも1月の小売売上高が弱気の数字となり、米利下げ期待
 の再燃から買い優勢。
MINKABU PRESS
*今日の材料に米国株を追加。

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