シカゴコーン市況=先限以外が続落、米需給緩和見通しで一代の安値を更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/03    424.00      425.00      417.25      417.75      - 6.50
   2024/05    437.25      437.75      429.00      429.75      - 7.50
   2024/07    447.25      447.75      439.25      439.75      - 7.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       519,670        496,132        1,603,880 (- 6,511)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(2月8日までの週)
 コーン:130万9200トン(事前予想レンジ:50万〜120万トン)
 小 麦: 39万7300トン(事前予想レンジ:15万〜 50万トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(2月21日−2月25日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
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 コーンは先限以外が続落。終値の前営業日比は出来高の薄い先限が0.25セント高
を除き7.75〜3.75セント安。期近3月限は6.50セント安の417.75セ
ント。期近の主要全限月が一代安値を更新。
 米農務省(USDA)の展望会議において24/25年度のコーン在庫が1987/
88年以来の水準まで増加するとの見通しが示されたことや、ブラジルおよびアルゼン
チンで降雨が続き生育環境が改善していることが重石となり売り優勢で運ばれ、3月限
は再び一代の安値を更新した。
 3月限は424セントで取引を開始した後、欧州の時間帯を終えるまで422.50
〜423.50セントの狭いレンジ内で高下。シカゴの時間帯を迎えると425セント
の高値まで浮上する場面が見られ、その後も何度も押されては戻す動きを繰り返した
が、USDA展望会議で需給緩和見通しが示されると下値を探る足取りを展開し引け間
際には417.25セントを付け一代の安値を更新。そこからほぼ値を戻すことなく安
値に近い水準のまま引けを迎えた。
 米農務省(USDA)発表の2月8日までのコーン週間純輸出成約高は130万
9200トンで前週の121万9000トンを上回り引き続き100万トン台を記録し
た。今年度の累計純輸出成約高は3621万5100トンで前年同期の2781万
6700トンを約30.2%上回っている。
 USDAアウトルックフォーラム(穀物展望会議)において、24/25年度の米国
のコーンは作付面積が前年度の9460万エーカーから9100万エーカーに縮小し、
これに伴い生産量も前年度の153億4200万Buから150億4000万Buに縮
小するものの、前年度からの繰り越し在庫の影響により期末在庫量は23/24年度末
より28%増加した25億3200万Buに、期末在庫率は17.2%に達するとの見
通しが示された。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル>
 産地中部での散発的な降雨は局地的なものにとどまった。今後はアルゼンチンから移
動してくる低気圧の影響でまとまった雨量を伴う降雨が発生するだろう。この数週間、
南部では乾燥が進んでおり降雨が必要となっているが、今週末または来週上旬には広い
範囲でまとまった雨量を伴う降雨が発生するだろう。この雨により大豆の収穫および
サフリーニャコーンの作付けペースが鈍化する見込みだが、穀物にとっては慈雨となる
見込み。なお、南部では来週から再び少雨傾向が強まるだろう。
<アルゼンチン南北産地>
 まとまった雨量を伴う降雨が発生。土壌水分は回復し、穀物の生育状態も安定してい
る。週末は新たに低気圧が到来するが、この時の雨量は局地的にとどまるだろう。た
だ、来週末までには散発的な降雨が発生するもよう。
 シカゴ小麦は大幅続落。2番限以降の全限月が一代安値を更新。
 米農務省(USDA)展望会議で大豆、コーンと同様に24/25年度の需給緩和見
通しが示されたことが弱材料となった。USDAは24/25年度の米小麦期末在庫量
を前年度の6億5800万Buから7億6900万Buに増加するとの見通しを示し
た。これを受けて3月限は一時は昨年11月28日以来の水準となる565.25セン
トまで軟化。安値からの戻りも浅く18.50セント安の567セントで取引を終え
た。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)
 15日午後から16日にかけて新たに低気圧が到来したことで散発的な降雨は発生す
るだろう。また一部では降雪となる見込み。来週も低気圧が到来する見込み。今週は低
気圧の到来に伴い気温が低下する見込みだが、来週は平年を上回る可能性が高い。
今日の材料
・ブラジル産地中部ではまとまった雨量を伴う降雨が発生する見込み。
・ブラジル産地南部では南部では来週から再び少雨傾向が強まるだろう。
・アルゼンチン産地では慈雨。
・2月8日までのコーン週間純輸出成約高は130万9200トンで前週の121万
 9000トンを上回り引き続き100万トン台を記録。
・USDAアウトルックフォーラム(穀物展望会議)では24/25年度のコーン期末
 在庫量は23/24年度末より28%増加した25億3200万Buに、期末在庫率
 は17.2%に達するとの見通しが示される。
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