CFTC大口投機資金動向(2/13時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における2月
13日時点の大口投機家の売り越しは302万6843枚となり、前週の320万
3483枚から縮小した。取組高合計は4434万5689枚となり、前週から55万
8974枚(1.3%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.0%増、債券
合計が1.9%増、為替合計が4.6%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.4%減、エネルギー合計は1.0%減、金属合計は4.2%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを
上回って売り越しを縮小し、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。
為替は新規売りが新規買いを上回って買い越し(ドル売り)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、予想以上の米消費者物価指数(CPI)を受けて米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ観測が後退した。CMEのフェドウォッチで米FRBの利下げ開始は6月
とみられている。今後発表される経済指標と金融政策の見通しを確認したい。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が11万1536枚売り越し(前週8万
4230枚売り越し)、ユーロは5万2838枚買い越し(同6万2153枚買い越
し)、英ポンドは5万0472枚買い越し(同3万4475枚買い越し)となった。ユ
ーロは新規売りが新規買いを上回って買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油は在庫増加に上値を抑えられたが、中東情勢に対する懸念などを
受けて押し目を買われ、昨年11月以来の高値79.35ドルを付けた。貴金属市場で
は、金が米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて昨年12月以来の安値
1985.32ドルを付けたのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が17万1072枚買い越し(前
週16万1838枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は13万1168枚買い越し(同16万1738枚買い越し)、ニューヨーク・プ
ラチナは1938枚買い越し(同9534枚買い越し)に縮小した。金は手じまい売
り、新規売りが出て、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが24万5939枚売り越し(前週22万
9422枚売り越し)、大豆は16万1751枚売り越し(同16万0817枚売り越
し)に拡大した。コーン、大豆ともに新規売りが新規買いを上回った。前週のコーン
は、米国の需給緩和見通しなど受けて一代安値を更新した。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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