［今日の視点］とうもろこし＝先限は変わらずか、シカゴ高も円高が相殺

　とうもろこしは、先限は変わらずか。２０日のシカゴコーンは小高く引けたが、１ド
ル＝１４９円台後半の円高に相殺されて上値は重いと予想。夜間の出来高が９枚と閑散
商いとなり、前日の終値水準で推移か。シカゴ期近３月限と円相場１ドル＝１５０円か
らの換算値は９０円安。
　先限は夜間取引では商い成立せず。５番限の２５年１月限は１０円高の３万６９００
円で引けた。最も取組高の多い期先１１月は３万６８４０円で夜間を終えているため、
これにサヤ寄せする可能性もある。１月限の下値のメドは３万６７６０円。
　２０日のシカゴコーンは小幅高。小麦の大幅高やドル売りの動きが買いを支援した。
ただ、南米諸国の降雨とこれを受けた生育環境改善から一代の安値を更新する場面も見
られており、下値不安も残されている。売り警戒感が強いだけに再び一代の安値を更新
した時には買い戻す動きが活発化しそうだが、懸念されていたブラジルの土壌水分の乾
燥も改善に向かっているため、本格的な浮上のきっかけは乏しく頭重い足取りが想定さ
れる。
 ＪＰＸとうもろこし先限の寄り付き予想は３万６９５０〜３万７０５０円。本日の日
中取引の予想レンジは３万６８５０〜３万７１４０円。
＜今日の予定＞
◆ ニュージーランド ◆
【経済】06:45 生産者物価指数 2023年10-12月期（NZ統計局）
◆ オーストラリア ◆
【経済】08:30 景気先行指数 2024年1月（WESTPAC）
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 貿易収支 2024年1月速報（財務省）
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報（石油連盟）
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査（資源エネルギー庁）
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 消費者信頼感指数 2024年2月（トルコ統計機構）
◆ 南アフリカ ◆
【経済】17:00 消費者物価指数 2024年1月（南アフリカ統計局）
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数（MBA）
【経済】2/22 04:00 FOMC議事録公表 1月30-31日（FRB）
【工業】2/22 06:30 週間石油統計（API）
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 新築住宅価格指数 2024年1月（カナダ統計局）
MINKABU PRESS
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• ＣＦＴＣ建玉明細報告（９月２日現在）＝シカゴ・コーン
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• ＣＦＴＣ建玉明細報告（９月２日現在）＝ＩＣＥ粗糖１１号
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