−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 4 2,030.7 - 3.6 シカゴ大豆 2024/ 3 1,147.75 -13.00 NY銀 2024/ 3 2,278.4 - 9.0 シカゴコーン 2024/ 3 406.00 - 5.00 NYプラ 2024/ 4 905.5 + 15.9 NY原油 2024/ 4 78.61 + 0.70 NYパラ 2024/ 3 970.20 + 20.30 ドル・円 150.53 + 0.33 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は150円台半ばでの推移 為替市場で150円台半ばでの推移となっている。きょうの為替市場でドルが下に往 って来いの展開となる中、ドル円はロンドン時間に一時150円ちょうど付近まで下落 したものの、NY時間に入って150円台半ばに上昇している。一時150.65円近 辺まで上昇。 この日の米新規失業保険申請件数が米労働市場の強さを示したことで、ドル買いの反 応が見られた。この日発表の欧州の経済指標が強い内容だったことで、ドルはロンドン 時間に対欧州通貨で下落し、対円でも軟調な動きを見せていた。 ただ、FRBの早期利下げ期待が大きく後退する中で、ドルを積極的に売る理由もな い。その雰囲気の中でドル円も下値を支えられているが、150円を上放れようとする 動きまではまだ見られていない状況。財務省の介入警戒感も根強いが、過度な変動をし ているわけでもないことから、口先介入はありそうだが、実弾介入まではまだ余地はあ ると見られているようだ。 ◎NY貴金属=金が続落、米新規失業保険申請件数の減少で ニューヨーク金、銀は続落。 金4月限は続落。時間外取引では、ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に入る と、ドイツの総合購買担当者景気指数(PMI)発表後にドル安が一服すると、上げ一 服となった。日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少によるドル高を受けて売り 優勢となった。 銀3月限は日中取引のドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ4月限は反発。時間外取引では、ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に 入ると、ドイツの総合購買担当者景気指数(PMI)発表後のドル安一服に上値を抑え られたが、900ドル割れで買い戻された。日中取引では、ドル高に上値を抑えられた が、株高を受けて押し目を買われると、序盤の高値を突破して堅調となった。 パラジウム3月限はドル高に上値を抑えられたが、株高を受けて押し目を買われた。 ◎LME=アルミは反落、銅・ニッケルは株高を受けて続伸 アルミ3カ月物は反落。2225ドルで小高く寄り付いた。アジア株の堅調な足取り を受けて2234.50ドルの高値まで浮上。その後、軟化しながらも欧州株高に支え られて2214ドル割れには抵抗を見せていたが、米国の時間帯を迎えると急速に軟 化。米新規失業保険申請件数の減少を受けて利下げ期待が後退したことも売りを呼ぶ要 因となるなか2187.50ドルの安値まで軟化。安値で買い戻されたものの戻りは限 られ、低迷したまま引けを迎えた。 銅3カ月物は続伸。アジアに続いて欧米株式が堅調推移となったことが買いを支援。 8570ドルで堅調に寄り付いた後、アジアの時間帯序盤に8535ドルの安値を付け た後、アジア株高を受けて8600ドルまで買い進まれたが転売を浴びて軟化。一時は 8540ドルまで値を落としたが、米株高が手掛かりとなって買い戻されて引けに近づ いたところで8608.50ドルの高値を付けた。高値では転売が見られたため上げ幅 を縮小し8600ドルを割り込んだが、高値圏を維持して取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、米株の騰勢やフーシ派の攻撃エスカレート宣言で ニューヨーク原油は続伸。 ダウ平均株価が3万9000ドル台に乗せてさらに過去最高値を更新するなど米株の 騰勢が続いていることに加えて、この日イエメンの武装組織フーシ派が潜水艦兵器を導 入して紅海などでの船舶に対する攻撃をエスカレートさせると表明したことで再び買わ れる展開となった。一方、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が4週連続 増加していたことで上げ幅は抑制された。 改質ガソリンは続伸。ヒーティングオイルも上伸。原油の続伸が好感されるなか、、 EIAの週報でともに在庫が減少していたこともあり、原油以上の騰勢となった。 ◎シカゴ大豆・コーン=ともに続落、さらに底割れでチャート面からも売り圧力 大豆は期近から大幅続落。 引き続き南米産地の雨勝ちの予報に圧迫された。チャート悪化で売りが売りを呼ぶ展 開となり、下げ幅が大きくなった。軒並み昨年付けた一代安値に近い水準まで下落し た。 コーンは総じて続落。 引き続き南米産地の雨勝ちの予報となるなか、さらに大豆が急落したことや、コーン 自身もさらに一代安値を更新して、チャートが悪化したとで売り圧力が強まった。3月 限は4ドルの節目が射程に入って来た。 MINKABU PRESS
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