LME市況=銅は米国債の利回り上昇やドル売り一服で続落、ニッケルは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物          3カ月物
    アルミ        2,132.42  -  5.17       2,180.00     0.00
    アルミ合金      1,820.00     0.00        1,820.00     0.00
     銅         8,361.50  - 113.50       8,466.00  -101.50
    ニッケル      16,930.75  - 340.75       17,169.00 -326.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は変わらず。2182ドルで小高く寄り付いた後はアジア株の頭重い
足取りにもかかわらず、ドル売りの動きが見られたこともあって2195ドルまで上昇
する場面が見られた。ドル売りに一巡感が強まるなか、転売を受けて値位置を落とし、
一時2175ドルまで軟化する動きも見られたが、先週の下落の後で売り警戒感が強い
なか買い戻され、23日と同値で取引を終えた。
 2月23日の指定倉庫在庫は1525トン増の58万1800トン。
 銅3カ月物は大幅続落。米国債の利回り上昇やドル売りに一服感が強まったため、売
り優勢で運ばれた。8537.50ドルで軟調で取引を開始した後にドル売りの動きを
受け、8545ドルまで下げ幅を縮小する動きが見られたが、戻り待ちの売りに値を沈
めプラスサイドに達することは出来なかった。今月20日以来の安値となる8444ド
ルまで下落した後に買い戻されたが、ドルの高止まりが重しとなって戻りは限られ3ケ
タの下げ幅を記録して終了。
 2月23日の指定倉庫在庫は4925トン増の12万7825トン。

 ニッケル3カ月物は大幅反落。22日以降に急伸し昨年11月上旬以来の水準まで一
気に値位置を切り上げた後の反動から売り優勢に転じた。前週だけで1000ドルを超
える上げ幅を記録し、23日は1万7600ドルまで値を伸ばす場面が見られていたこ
とで買い過剰感が強まっていたことで転売が活発化した。300ドル超の下げ幅を記録
して取引を終えたことで目先の買い一巡の様相を見せている。
 2月23日の指定倉庫在庫は336トン減の6万9972トン。
今日の材料
・26日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は反落、27.86ポイント安の2977.02ポイント。
・欧州株はまちまち。英・仏株価指数が売り優勢も独株価指数は小幅高。
・1月の米新築住宅販売件数
 結果 66.1万件 予想 68.5万件 前回 65.1万件(66.4万件から修正)
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=150.80円台まで上昇。ユーロドルは1ユーロ=
 1.0859ドルで頭打ちながら堅調に推移。
・米10年債の利回りは4.29%台に上昇。23日と比べ0.04%高。
・米国株は小幅安。ニューヨークダウは62.30ドル安。ナスダック指数は20.57ポイント
 安。
・ニューヨーク貴金属は下落。ニューヨーク原油は反発。
MINKABU PRESS
*今日の材料に米国株を追加。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。