［本日の見通し］石油＝上昇、ウクライナ紛争の緊迫化を警戒

　原油の２０２４年７月限は上昇。ただ、夜間取引の段階で上げは一服している。
　北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）や欧州連合（ＥＵ）の一部の国がウクライナ紛争に軍
事介入するとの観測が高まっているなかで、フランスのマクロン大統領は軍隊の派遣を
排除しないとの認識を示した。ロシアがこの戦いに勝つことができないように、あらゆ
る手段を講じると述べた。ポーランドやギリシャは軍事介入を否定しているものの、ロ
シアとの戦争にどうしても負けることができないと考える国は存在するようだ。フラン
スなど、西側の部隊が正式にウクライナへ派遣されることになれば、緊迫感は一気に高
まるだろう。
　時間外取引でニューヨーク原油４月限は前日比横ばいの７７．５８ドルで取引されて
いる。本日これまでのレンジは７７．５６〜７７．６７ドル。
　原油７月限の予想レンジは７万２５００円から７万３５００円、ガソリン先限は８万
０５００円から８万１５００円、灯油先限は８万２０００円から８万３０００円。
MINKABU PRESS

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