●論点解説金、ドル安より米金利上昇を重視する＝マーケットエッジ

　米金利上昇とドル安で金相場は強弱評価が割れる所だったが、金利上昇圧力の方が重
視された。最近の傾向として、ドルよりも金利との逆相関関係が重視されていることが
再確認される。もっとも、米金利上昇に目立った売買材料は見当たらなかった。２９日
に１月ＰＣＥデフレーターの発表を控えて、持高調整が中心になっている。１月ＰＣＥ
デフレーターに対する金利の反応をみたいとのムードが支配的になっている。１月消費
者物価指数で既に金相場に対する売り圧力は消化済となっているのか、改めて売り込ん
でいく必要があるのかが焦点になる。事前に積極的に売買を仕掛ける動きは鈍い。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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