NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   896.6      897.2       881.7       885.1    - 11.9
         (24/ 7)   904.0      905.6       890.5       894.0    - 11.4
 パラジウム  (24/ 3)   934.50     938.00      904.50      918.00   - 24.30
         (24/ 6)   947.50     948.50      916.50      931.90   - 20.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,276         31,706        87,889       (-  5,154)
 パラジウム          4,089          6,332        21,311       (-    717)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,949.02  -  23.39
     前日  150.51/53   1.0844/46   ・ナスダック         15,947.74  -  87.56
     本日  150.67/69   1.0837/39   ・10年米国債利回り      4.27  -   0.04
・NY原油  (24/ 4)   78.54 - 0.33  ・SPDR保有金残高    826.94  -   0.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比は、プラ
チナが13.7〜8.80ドル安、中心限月の4月限が11.9ドル安、パラジウムが
24.30〜18.40ドル安、中心限月の6月限は20.30ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時
間に入ると、ドル高一服を受けて下げ一服となった。日中取引では、米国内総生産(G
DP)の下方修正が下支えになったが、戻りは売られて軟調となった。
 パラジウム6月限はドル高や株安を受けて売り優勢となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を882.8〜897.2ドルのレンジで推移し、前日
比11.6ドル安の885.4ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル高を受け
て売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
 日中取引は、米国内総生産(GDP)の下方修正が下支えになったが、888.8ド
ルで戻りを売られた。序盤の安値を割り込むと、881.7ドルまで下落した。
 第4四半期の米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比3.2%増と、速報
値の3.3%増からやや下方改定されたことが下支えになった。ただ29日に1月の米
個人消費支出(PCE)デフレータの発表を控えており、手じまい売りなどが出て軟調
となった。
 パラジウム6月限は、時間外取引を916.50〜948.50ドルのレンジで推移
し、前日比25.20ドル安の927.00ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、
ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高一服が下支えになった。
 日中取引は、売り圧力が強まったが、916.50ドルで下げ止まると、買い戻され
て942.00ドルまで戻した。その後は、株安などを受けて戻りを売られた。
 27日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万7406
オンス、パラジウムは変わらずの5万2661オンス。
今日の材料
・中国証券監督管理委員会(証監会)は、市場の安定を確保するために、ハイフリーク
エンシー(高頻度)取引を含むあらゆるタイプの取引行為に対する監督管理を包括的に
強化するとの声明を発表した。
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ユーロ圏のインフレ率はさらに低下
すると予想されるが、ECBは利下げを開始する前にさらにデータを確認する必要があ
るとの考えを示した。
・第4四半期の米実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比3.2%増と、
速報値の3.3%増からやや下方改定された。民間在庫投資の下方修正が重しとなった
ものの、個人消費は引き上げられ、景気の底堅さを示唆した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は、EC
Bは来週開催される理事会で利下げ開始にコミットすることは避けなければならないと
の見解を示した。
・米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、連邦準備理事会(FRB)による年内の利下
げ開始が「適切になる可能性が高い」と述べた。
・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米連邦準備理事会(FRB)の目標であ
る2%のインフレ率達成にはまだ距離があるが、データ次第では年内の利下げもあり得
るとの見方を示した。
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