【場況】 金は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安を受け て堅調となった。銀の商いは成立しなかった。 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が68〜73円高、金ミニが54.0〜 67.5円高、ゴールドスポットが93円高、銀が出来ず。 午前11時1分現在の出来高は、金が2万8025枚、金ミニが4563枚、ゴール ドスポットが7016枚、銀が0枚。 【NY金は予想通りの米PCEデフレータが支援】 金は予想通りの米個人消費支出(PCE)デフレータが支援要因になった。1月の米 PCEデフレータは前年同月比2.4%上昇した。伸びは前月の2.6%から縮小し、 2021年2月以来の低さとなった。伸びは前月比では拡大したものの、米連邦準備理 事会(FRB)は6月に利下げに着手する軌道から外れないとみられる。ドル安に振 れ、金に買い戻しが入った。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、1月の米P CEデフレータを踏まえると、米FRBが目標とする2%にインフレ率が戻る道筋は一 様でないと述べた。 パレスチナ自治区ガザの保健当局は、イスラエル軍がガザ市近郊で援助物資を待つ 人々に砲撃し、少なくとも112人が死亡、280人が負傷したと発表した。バイデン 米大統領は、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍が援助物資を待つ人々に砲撃し多く の死傷者が出ているという情報を受け、戦闘休止に向けた協議を複雑にする公算が大き いという認識を示した。 金先限は昨年12月以来の高値9884円を付けた。ニューヨーク高や円安が支援要 因になった。円相場は1ドル=150円台前半で円安に振れた。植田日銀総裁は2%の 物価目標実現について、見通せる状況には至ってないとの認識を示した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、予想通りの米個人消費支出 (PCE)デフレータを受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の 2043.63ドルから、ドル安を受けて堅調となった。 午前11時現在、2044.33ドルで推移。銀は2265セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2035.67ドル、銀が2249セント。 MINKABU PRESS
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