NYプラチナ市況=プラチナは小反発、金高に支援され買い優勢もレンジ相場

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)    883.8       892.8       870.1       888.0    +  4.0
         (24/ 7)    891.9       901.7       879.8       897.2    +  4.4
 パラジウム  (24/ 6)    952.00      969.00      937.00      962.50   + 15.70
         (24/ 9)    957.00      970.00      951.50      970.70   + 16.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         43,554        28,686        92,494        (+  1,573)
 パラジウム          2,433         2,845        20,800        (-    165)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           39,087.38 + 90.99
     前日  149.91/93   1.0808/10    ・ナスダック          16,274.94 + 183.02
     本日  150.15/17   1.0837/39    ・10年米国債利回り       4.19 - 0.06
・NY原油 (24/04)  79.97 + 1.71     ・SPDR保有金残高     822.91 - 2.59
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは小反発、パラジウムは続伸。前日比は、
プラチナが4.0〜5.0ドル高、中心限月の4月限が4.0ドル高、パラジウムが
15.70〜19.30ドル高、中心限月の6月限は15.70ドル高。
 プラチナ4月限は続伸。1月の米建設支出、2月の米ISM製造業景気指数、2月の
米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値など一連の米経済指標が弱かったことが手掛
かり。対主要通貨でドル売りが優勢となった。今月の米連邦公開市場委員会(FOM
C)で利下げ開始は見送られる公算だが、米経済の不透明感から早期の利下げ期待がや
や強まった。
 金相場が大幅高となったことはプラチナの支援要因。イスラエルと武装組織ハマスの
停戦協議が順調ではないとみられていることや、3年目に突入しているウクライナ紛争
の落とし所が見えないことが安全資産である金を押し上げた。
 米株式市場でS&P500が過去最高値を更新し、リスク資産への資金流入が続いて
いることはリスク資産の一角であるプラチナの支援要因。ただ、主要国の株式市場が堅
調に推移している反面、プラチナの工業用の需要見通しはあまり強まっておらず、レン
ジ相場が続いている。
 パラジウム6月限は続伸。ドル安を手掛かりに買い戻しが優勢だった。
今日の材料
・仏大統領はウクライナへの特殊部隊の派兵を検討=仏ル・モンド
・われわれは物価高の終盤にある=バーキン米リッチモンド連銀総裁
・1月のインフレデータはあまり細かく見ない方が良い=同上
・再び利上げをする必要はない=ボスティック米アトランタ連銀総裁
・インフレが正常に戻りつつある証拠をもっと見たい=同上
・ディスインフレの進展は続くと楽観視=クーグラーFRB理事
・ジョルダン・スイス中銀総裁、9月末での退任を表明
・我々は待つべき、注意深くあるべき、決定急ぐことできないとの自身の考えを確認=
ホルツマン・オーストリア中銀総裁
・ホルツマン・オーストリア中銀総裁の発言は来週8日のECB理事会を控えたブラッ
クアウト期間中の異例の発言
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。