NY貴金属引け速報=金は米国債利回り低下で続伸、銀・プラチナ系は反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   24/ 4  2141.9  +  15.6      プラチナ    24/ 4  887.2   -17.1
         24/ 6  2162.5  +  15.7              24/ 7  896.6   -16.7
    銀   24/ 5  2398.4  -   0.7      パラジウム   24/ 6  946.90  -26.50
        24/ 7  2420.6  -   0.8              24/ 9  954.30  -26.90
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 ニューヨーク金は続伸、銀は小反落。終値の前日比は金は15.6〜16.4ドル
高、中心限月の4月限が15.6ドル高、銀が1.6〜0.7セント安、中心限月の5
月限は0.7セント安。
 金4月限は続伸。時間外取引では、米国債の利回り低下から前日までの暴騰の勢いを
引き継ぎ買い優勢で推移。終盤、5ドル近い上げ幅を維持した。日中取引では、2月の
米ISM非製造業景況指数が事前予想、前月比ともに下回る弱気の数字となり、米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ期待が強まり、上げ幅を拡大した。中盤にかけて高値警
戒感や、6日からパウエルFRB議長の議会証言、米労働市場に関する経済指標の発表
を控え、利食い売りの動きで上げ幅を縮小した。しかし米10年債の利回り低下から買
い意欲は強く、後半から終盤は堅調に推移した。
 銀5月限は小反落。時間外取引では続伸となり、終盤、13セント超の上げ幅を維持
した。日中取引では利食い売り先行もようとなり、上げ幅を削り、小安く引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比は、プラチナが17.2〜15.3ドル
安、中心限月の4月限が17.1ドル安、パラジウムが26.90〜26.30ドル
安、中心限月の6月限は26.50ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、アジア時間から売り優勢となり、900ド
ル割れ。欧州時間に入り、一段安となり、終盤、約15ドル安で軟調に推移。日中取引
では、米国株の軟調な動きや弱気のテク二カル要因から売り圧力が強く、軟調な展開を
強いられた。この日から中国の全人代が開催され、中国の景気先行き不透明感もあり、
手じまい売り先行もよう。
 パラジウム6月限は欧州時間に下げ幅を拡大。日中取引開始後も戻り鈍く、終値で
950ドル割れとなった。
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