ゴム午前=総じて上昇、上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて上昇。寄り付きでは、上海夜間は小高く推移したものの、
夜間取引から売りの流れを引き継ぎ、軟調に推移する限月が目立った。ただ、売り一巡
後は買いがやや優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが買い先行で推移し
たことから、総じてプラスサイドに振れている。TSR20は出来ず。

 午前11時50分現在のRSS3号は前営業日比5.4〜1.4円安。活発限月の9
月限は同1.7円安の319.5円、期先3月限は出来ず、推定出来高は539枚(前
日夜間取引含む)。

【調整安は終了か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じて上昇となっている。活発限月の9月限
は、18日に360.0円まで急騰したのち、26日には313.2円まで下落した。
現状、26日の安値313.2円が支持となり戻り場面となっており、今日は一時
330.9円まで上昇し、26日の高値330.2円を上抜く場面があった。
 日足をみると、上ヒゲの長い日足が目立っている。ただ、節目の330円を終値ベー
スでしっかり上抜くと、直近の急騰に対する調整安が終了した可能性が出てきそうだ。
その場合はウィンタリング(落葉期=減産期)を控えて、戻りを試すことなる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、グッド・フライデー(聖金曜日)のため休場。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比170元高の1万4660元で推移している。

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