金・銀午前=金は急反発、上場来高値更新が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は急反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、上場来高
値を更新したが、ドル安一服に上値を抑えられた。銀はニューヨーク高を受けて先限が
急伸した。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が93〜138円高、金ミニが35.0
〜123.0円高、ゴールドスポットが132円高、銀が7.7円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が7万2098枚、金ミニが9497枚、ゴール
ドスポットが1万5059枚、銀が8枚。
【NY金は史上最高値を更新】
 金のドル建て現物相場は史上最高値2286.22ドルを付けた。3月のイタリアの
製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と市場予想の48.8を予想外に上回
った。前月の48.7からも上昇し、ユーロ高に振れた。一方、2月の米雇用動態調査
(JOLTS)求人件数は下方修正された前月分から増加した。減少傾向に変わりはな
いが、市場では過剰需要の減少が極めてゆっくりとしか進んでいないと指摘された。ニ
ューヨーク市場でドル安が一服したが、中東情勢の緊迫化が警戒され、押し目は買われ
た。イランのライシ大統領は、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺が空爆
され軍司令官など7人が死亡したことを受け、イスラエルに対して報復すると表明し
た。
 金先限は上場来高値1万1139円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になった。
円相場は1ドル=151円台半ばで推移した。銀先限は2011年5月以来の高値
128.0円を付けた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、ドル安や中東情勢の緊
迫化を受けて史上最高値を更新した。アジア市場では、史上最高値2286.22ドル
を付けたのち、押し目を買われたが、ドル安一服に上値を抑えられた。
 午前11時現在、2282.03ドルで推移。銀は2622セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が2254.95ドル、銀が2534セント。

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