金・銀市況=金は上伸、上場来高値を更新後も高値圏で推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,122   +138    11,131  +129   : 2,283.31   +28.36
銀          126.0   +3.0     128.0  +7.7  : 2,633.00   +99.00
プラチナ     4,488   + 77     4,485  + 65  :   926.50   +19.19
パラジウム   4,990      0     4,990     0  : 1,013.50   + 2.70
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.61   -0.12  ユーロ・ドル相場   1.0773  +0.0045
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【市況】
 金は上伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後、上場来高値を
更新した。ドル安一服に上値を抑えられたもの、先限は正午前に130円高で推移。午
後に入り、おおむね高もちあい商状で推移し、高値圏で引けた。全限月が一代高値を更
新。
 銀はニューヨーク高を受けて先限が急伸し、7.7円高。午後になり、期先12月限
がつれ高となり、5.2円高。期近3本は出来ずも帳入値は3,0〜4。0円高。10
月限を除き一代高値を更新。
 前営業日比は、金標準、金ミニが107〜138円高、ゴールドスポットが100円
高、銀が変わらず〜7.7円高。
 推定出来高は、金が8万1058枚、金ミニが1万0972枚、ゴールドスポットが
1万8580枚、銀が9枚。
【金は稀に見る強気相場、同時に買い過剰感も台頭】
 金先限は夜間取引の中盤にかけて1万1978円まで押し目を形成したが、夜間取引
の後半で持ち直し、終盤から日中取引にかけて買い先行。右肩上がりの展開となり、午
後に1万1149円まで上値を伸ばした。終盤も利食い売りを吸収し、高値圏で引け
た。高値警戒感はあるが、リスク容認の押し目買いに分があった。
 終値で14日間の相対力指数(RSI)は82台となり、稀に見る強気相場だが、同
時に買い過剰感も台頭している。出来高は一段と増加し、標準は8万枚を超える大商い
となり、かなり過熱感はある。明日は、夜に週間米新規失業保険申請件数、5日夜に米
雇用統計の発表があり、利食い売りが出やすい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル安や中東情勢の緊迫化
を受けて史上最高値を更新した。アジア市場では、史上最高値2286.22ドルを付
けたのち、2277ドル台まで押し目を形成した。午後に入り、2286.99ドルを
つけ、史上最高値を再び更新。
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