−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 プラチナ (24/ 7) 977.6 995.9 974.2 988.0 + 11.6 (24/10) 986.5 1006.0 984.7 998.4 + 11.8 パラジウム (24/ 6) 1054.00 1082.00 1034.00 1040.70 - 17.70 (24/ 9) 1077.50 1077.50 1043.00 1048.90 - 17.40 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) プラチナ 28,724 42,171 80,708 (- 717) パラジウム 4,367 5,958 20,342 (- 207) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。 ======================================= ・NY為替 円 ユーロ ・NYダウ 38,459.08 - 2.43 前日 153.16/18 1.0741/43 ・ナスダック 16,442.20 + 271.84 本日 153.26/28 1.0726/28 ・10年米国債利回り 4.57 + 0.02 ・NY原油 (24/ 5) 85.02 - 1.19 ・SPDR保有金残高 828.45 - 0.26 注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日 本時間の翌日の午前8時)に更新予定。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。前日比は、プラ チナが10.0〜11.8ドル高、中心限月の7月限が11.6ドル高、パラジウムが 17.90〜12.80ドル安、中心限月の6月限は17.70ドル安。 プラチナ7月限は反発。時間外取引は、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る と、買い戻されたが、ドル高を受けて上げ一服となった。日中取引では、欧州中央銀行 (ECB)の利下げ示唆や米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて買い優勢と なった。その後はドル安一服に上値を抑えられたが、金堅調を受けて押し目は買われ た。 パラジウム6月限は米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて買い戻された が、戻りは売られて軟調となった。 プラチナ7月限は時間外取引を974.2〜987.3ドルのレンジで推移し、前日 比11.0ドル高の979.9ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金堅調につれ 高となった。欧州時間に入ると、買い戻されたが、ドル高を受けて上げ一服となった。 日中取引では、欧州中央銀行(ECB)の利下げ示唆や米生産者物価指数(PPI) の伸び鈍化を受けて買い優勢となった。その後はドル安一服を受けて994.5ドルで 上値を抑えられたが、金堅調を受けて982.2ドルで押し目は買われた。序盤の高値 を突破すると、995.9ドルまで上昇した。 欧州中央銀行(ECB)の利下げ示唆や米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化が支 援要因になった。3月の米PPIは前月比0.2%上昇と、2月の0.6%上昇から伸 びが鈍化した。市場予想の0.3%上昇も下回った。サービス価格の上昇が財(モノ) の価格の下落によって相殺された。米連邦準備理事会(FRB)が早ければ7月下旬に 利下げを開始するとの見方が強まった。 パラジウム6月限は、時間外取引を1051.00〜1071.50ドルのレンジで 推移し、前日比2.60ドル高の1061.00ドルとなった。6月限は安寄りしたの ち、他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて 上げ一服となった。 日中取引は、米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて買い戻され、 1082.00ドルまで上昇した。買い一巡後は戻りは売られて軟調となった。時間外 取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て1034.00ドルまで下落し た。 10日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの20万2314 オンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。 今日の材料 ・欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな 文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆した。中銀預金金利を過去最高の 4.0%に据え置いた。 ・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は理事会後の記者会見で、新たな検証によって インフレが目標に回帰しつつあるとのECB当局者の確信が強まれば、金利を引き下げ ることが「適切」になると述べた。 ・3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇となった。2月の0.6%上 昇から伸びが鈍化し、市場予想の0.3%上昇も下回った。サービス価格の上昇が財 (モノ)の価格の下落によって相殺されており、インフレ再加速懸念を和らげる可能性 がある。 ・米金利先物市場では連邦準備理事会(FRB)が早ければ7月下旬の連邦公開市場委 員会(FOMC)で利下げを開始するとの見方が強まった。 ・米新規失業保険申請件数は前週比1万1000件減の21万1000件と、市場予想 の21万5000件以上に減少した。労働市場が引き続きかなり逼迫していることを示 唆した。 ・米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、最新の物価に関する経済指標で、物価圧 力が継続的に緩和していくとの十分な確信を得るという点で、米連邦準備理事会(FR B)が望むところにまだ到達していないことが示されたと述べた。 ・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金融政策は現在「好位置」にあり、経済 情勢を踏まえると「極めて近い将来に金融政策を調整する明確な必要性はない」と述べ た。 ・国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、インフレ率は予想されていたよ り迅速に鈍化しているものの、完全に制御されたわけではないとの見解を示した。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。