LME市況=軒並み大幅安、急伸後の修正受け銅・ニッケルは3ケタ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,592.16  -   105.43     2,579.00  -  91.50
    アルミ合金      1,820.00        0.00     1,820.00      0.00
     銅         9,602.05  -   139.95     9,706.50  - 123.00
    ニッケル      18,846.07  -   726.93    19,006.00  - 733.00
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 アルミ3カ月物は大幅反落。銅の下落を受けてこれまでの上伸後の修正のための売り
が膨らみ大きく値を崩した。売りが先行し2661.50ドルで取引を開始した直後は
2660ドルを下値支持線として意識する足取りとなったが、これを割り込んだことで
2630ドル前後まで一気に軟化。しばらくもちあった後はさらに値位置を探る足取り
となり終盤には2562.50ドルと4月18日以来の水準まで軟化。安値からの戻り
も浅く安値圏のまま取引を終了。この日の下落で18日から22日にかけて記録した上
げ幅を相殺した。
 銅3カ月物は続落。軟調で終えた前日の流れを引き継ぎ大幅高の修正が入って売り優
勢で運ばれた。9850ドルで取引を開始した後に9865ドルまで浮上。高値で転売
が入って値を落とした後は欧州の時間帯終盤にかけて下値を探る足取りを展開し、一時
は9627ドルの安値まで値を落とした。安値で買い戻されたものの9730ドル台ま
で値を伸ばすと売り直される頭重い足取りとなり、3ケタの下げ幅を記録して引けを迎
えた。欧米の株高、ユーロドルの上昇にも最近の上昇で高値警戒感が強く、利食い売り
がかなりあった動きとなった。

 ニッケル3カ月物は急落。銅、アルミの急落に追随。同様に急伸後の修正安に転じ
た。一時は1万8825ドルまで大きく値を落とした。売られ過ぎに対する警戒感から
買い戻され1万9000ドル台は回復したが、安値圏から脱することなく終了。
今日の材料
・23日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続落、22.62ポイント安の3021.98ポイント。
・欧州株は上昇。欧州企業が発表した決算内容が堅調だったことで、買い安心感から
 買い優勢。英FTは一般消費財株が上昇。独DAXはテクノロジー株が買われた。
・4月の米製造業PMI(速報値)結果 49.9 予想 52.1 前回 51.9
     非製造業PMI(速報値)結果 50.9 予想 52.1 前回 51.7
        コンポジットPMI(速報値)結果 50.9
・3月の米新築住宅販売件数
 結果 69.3万件 予想 66.9万件 前回 63.7万件(66.2万件から修正)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=154円台後半でもみあい。ユーロドルは1ユーロ=
 1.0771ドルまで上昇し、今月12日以来の高値をつけた。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは263.71ドル高、ナスダック指数は245.33
 ポイント高。
・ニューヨーク貴金属は金、プラチナが続落、銀、パラジウムは反発。ニューヨーク
 原油は上昇。
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