ゴム午前=続落、上海安を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、売りが先行した。中
盤に入ると、日中取引に入っても上海ゴムが軟調地合いとなっていることから、下げ幅
を拡大させる限月が目立った。当限に回ってきた5月限は、10円超の下落となってい
る。TSR20は出来ず。

 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比10.8〜3.4円安。活発限月の
9月限は同3.9円安の307.5円、期先3月限は出来ず、推定出来高は945枚
(前日夜間取引含む)。

【9月限は300円を目指すか】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、軟調な展開となっている。活発限月の9月限
は、一時305.4円まで下落し、これまで支持トなっていた307円台を下抜いてき
た。ポイントは、終値ベースで307円台を割り込むかになる。終値ベースで307円
を割れとなれば、3月8日からの急伸の起点となった300円付近を目指した下げにな
りそうだ。
 すでに上海ゴムの中心限月の9月限は、底割れの様相を呈している。JPXゴムRS
S3号が、これに追随する動きとなれば、一時的に300円を割り込むことも考えられ
る。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は軟調に推移し、1.7〜
1.0セント安。

 上海ゴムは軒並み安。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、
前営業日比195元安の1万4175元で推移している。

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