プラチナ午前=プラチナは期先が小反発、買い優勢も金の伸び悩みで上値重い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが期近安・期先高でまちまち。プラチナは
ニューヨーク小幅続落もドル建て現物相場が910ドル台前半で下値堅く推移や、金の
反発を受け、期先が反発。ただ金が伸び悩んでいるため、上値重く推移。出来高は低
迷。期近は買い戻しの動きは急がれず。24年4月限の納会日のため、新規売買は明日
の新甫発会待ちムード。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時23分現在の前営業日比は、プラチナが10円安〜20円高、プラチナミ
ニが28.0円高〜18.5円高、プラチナスポットが23円高、パラジウムが出来
ず。
 午前11時23分現在の出来高は、プラチナが5907枚、プラチナミニが735
枚、プラチナスポットが3208枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは期先が小反発も現物価格の低迷で買いには慎重姿勢】
 プラチナは期先が小反発。金の反発以外、原油高、日経平均株価の大幅続伸、円の先
安感と外部市場も強気材料が多い。ドル建て現物相場は下値は堅いが910ドル台で低
迷、ニューヨークプラチナ時間外取引が小幅続落で推移しているため、JPXプラチナ
市場では新規買いには慎重な投資家が多いもよう。
 プラチナ先限は夜間取引の中盤に4504円まで下落し、8日以来の安値に沈んだ。
その後、反転し、4566円まで反騰したが、夜間序盤の高値4567円、25日移動
平均線が通る4570円が抵抗線となり、夜間取引を4540円で終えた。日中取引は
上値は重いながらも4562円まで上げ幅を拡大。この後は夜間取引の高値4567円
が抵抗線になると予想。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方、910ドルを挟んで推移。午
前10時過ぎに906ドルまで軟化したが、すかさず買い拾われ。、914ドル台まで
上昇している。ただニューヨークプラチナ時間外取引が小幅続落が圧迫要因。
 午前11時20分現在、プラチナは913.10ドル、パラジウムが1021.85
ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが911.70ドル、パラジウムが
989.86ドル。
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