金・銀市況=金は反発、午後は現物価格の上昇・円小幅安で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,534   + 81    11,594  +127  : 2,327.61   +21.76
銀          137.0    0.0     134.5  +2.0  : 2,732.00   +42.00
プラチナ     4,503   +  3     4,558   +19  :   913.27   + 1.57
パラジウム   5,100      0     5,100     0  : 1,027.81   +37.95
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.93   +0.19  ユーロ・ドル相場   1.0696 +0.0055
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【市況】
 金は反発。ニューヨーク小幅続落もドル建て現物相場が2320ドル台回復から買い
優勢。前半は現物相場が2320ドル割れで上値重く、先限は正午に91円高で推移。
午後になり、現物相場が2330ドルを試すまで上昇、円小幅安に支援され、一時
140円超の上昇まで上げ幅を拡大した。納会を迎えた4月当限は81円高。
 銀も堅調。先限と期近6月限が上昇。
 前営業日比は、金標準、金ミニが81〜132円高、ゴールドスポットが75円高、
銀が変わらず〜4.8円高。
 推定出来高は、金が5万7651枚、金ミニが1万1861枚、ゴールドスポットが
1万2340枚、銀が3枚。
【金はSPDRゴールドの現物保有高の増加が支援材料】
 金は反発。前日の下げ幅の3分の1程度の戻りにとどまったが、終盤も地合いは緩む
ことなく堅調に推移した。今日、24年4月当限が納会、明日、25年4月限の発会日
をを控え、新規売買は控えられた可能性あり。

 25日に今年第1四半期の米国国内総生産(GDP)速報値、26日は3月の米PC
Eデフレーターと重要な米経済指標の発表がある。弱気の数字が発表が続き、早期の米
利下げ観測が再燃すれば、金市場でも買い意欲が強まる。地政学リスクからの買い材料
はいったん後退した格好だが、SPDRゴールドの現物保有高が再度、増加となり、の
833トン台まで増加していることは強材料。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上昇。きのうの海外市場では、中東の衝突回避で急落した
流れが断ち切られなかったが、ドル安から下値を切り上げた。アジア市場では、午前9
時前に2324.09ドルまで強含みとなかったが、ドル堅調から売り優勢。2320
ドル割れとなり、2317ドル台までジリ安。正午前から地合いを引き締め、午後にな
り、2330ドルを試すまで上昇。ドルが圧迫要因だが、堅調。
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