ゴム午前=続落、上海安や最近の弱地合いを継続し売り先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、最近の弱地合いを引き継いだうえ、上海夜
間安や株安を受けて、売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下落した
いことを受けて、下げ幅を拡大させる限月が目立っている。TSR20は出来ず。

 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比8.2〜3.9円安。活発限月の
9月限は同4.8円安の302.0円、期先4月限は出来ず、推定出来高は811枚
(前日夜間取引含む)。

【期近主導の下落】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、最近の弱地合いを継続したうえ、上海安もあり
続落となっている。このところの下落場面では、産地安の影響から、期近の下落が目立
っている。当限と6番限のサヤ関係をみると、4月19日は23.9円もの逆ザヤであ
ったが、逆ザヤが7.9円まで縮小している。
 産地では、ウィンタリング(落葉期=減産期)がほぼ終了したことから、オファー価
格の下落が起こっている。オファー価格がさらに下落するようなら、当限の6番限との
サヤは、常態とも言える、順ザヤに戻ることになりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が9月限のみ約定し、2.2セント安。TSR20
は軟調に推移し、1.4〜1.0セント安。

 上海ゴムは軒並み安。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、
前営業日比160元安の1万4055元で推移している。

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