金・銀市況=金は小幅続伸、現物相場の戻りと円安進行に支援される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,606   + 33    11,610  新甫  : 2,319.68   - 7.93
銀          139.8    0.0     134.5  新甫  : 2,718.00   - 1.00
プラチナ     4,515   - 41     4,523  新甫  :   904.20   - 9.07
パラジウム   5,000   -100     5,000  新甫  :   995.61   -32.20
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.63   +0.70  ユーロ・ドル相場   1.0716  +0.0020
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 金は小幅続伸。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建
て現物相場の下げ一服や円安が下支えになり、期先9月限は正午前に前日の終値水準で
もみ合いで推移。午後になり、現物相場の下落から軟化し一時70円超の下落となっ
た。午後1時前から下値を切り上げ、プラスサイドに反転した。ドル建て現物相場の戻
りと1ドル=155.70円台まで円安進行に支援された。
 25年4月限は1万1569円で新甫発会し、値下がりとなる場面があったが、午後
になり、買い優勢となり、1万1610円で引けた。
 銀の商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが14〜33円高、ゴールドスポットが51円高、銀
が変わらず。
 推定出来高は、金が4万3312枚、金ミニが8952枚、ゴールドスポットが
7725枚、銀が0枚。
【金は日銀金融政策決定会合・米重要経済指標の発表控え薄商い】
 金は新甫発会日だが、出来高は伸び悩んだ。今日から2日間の予定で日銀金融政策決
定会合が開催されること、今夜、今年第1四半期の米国国内総生産(GDP)速報値、
明晩に3月の米PCEデフレーターの重要経済指標の発表控え、見送りムードが強く,
25年4月限の出来高(標準)は3400枚程度の薄商い。
 ドル建て現物相場が午後になり、一時2310ドル割れまで下落したが、2320ド
ル台まで再浮上、1ドル=155.70円台まで円安が進行し、強材料が揃り、地合い
は引き締められたが、出来高の増加を伴った上昇にはならず。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、堅調な米耐久財受注や米国
債の利回り上昇を受けて戻りを売られた。アジア市場では、朝方の2315.93ドル
から、ドル安を受けて堅調となった。正午過ぎに2308ドル台まで下落したが、ユー
ロドルの上昇に支援され、2320ドル超えまで反転している。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。