NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   924.6      965.5       922.7       961.5    + 39.4
         (24/10)   938.0      975.7       935.6       972.4    + 37.6
 パラジウム  (24/ 6)   959.50     986.00      950.00      977.60   + 19.30
         (24/ 9)   974.50     992.50      963.50      986.50   + 19.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          41,303         23,618        85,748       (+    909)
 パラジウム          5,173          5,841        22,431       (+    939)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,386.09  + 146.43
     前日  158.25/27   1.0692/94   ・ナスダック         15,983.08  +  55.18
     本日  156.33/35   1.0719/21   ・10年米国債利回り      4.63  -   0.04
・NY原油  (24/ 6)   82.63 - 1.22  ・SPDR保有金残高    832.19  -   2.59
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比は、プラ
チナが35.7〜39.4ドル高、中心限月の7月限が39.4ドル高、パラジウムが
19.10〜19.30ドル高、中心限月の6月限は19.30ドル高。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引は、買い戻されて堅調となった。欧州時間に入る
と、上げ一服となったが、ユーロ圏の国債利回りの低下や金堅調を受けて地合いを引き
締めた。日中取引では、買い戻されたことやドル高一服を受けて上値を伸ばした。
 パラジウム6月限は時間外取引で売り優勢となったが、日中取引ではドル高一服など
を受けて買い戻された。
 プラチナ7月限は時間外取引を922.7〜942.5ドルのレンジで推移し、前日
比18.5ドル高の940.6ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、買い戻されて
堅調となった。欧州時間に入ると、上げ一服となったが、ユーロ圏の国債利回りの低下
や金堅調を受けて地合いを引き締めた。
 日中取引では、買い戻されたことやドル高一服を受けて上値を伸ばした。テクニカル
要因の買いが入って965.5ドルまで上昇した。
 前日高値を突破し、目先の安値を付けたとの見方から買い戻し主導で上昇した。今週
の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが見込まれるなか、ドル高が一服
したことも支援要因になった。
 パラジウム6月限は、時間外取引を950.00〜969.00ドルのレンジで推
移し、前日比1.80ドル安の956.50ドルとなった。6月限は高寄りしたのち、
戻りを売られると、3月5日以来の安値950.00ドルを付けたが、買い戻されて下
げ一服となった。欧州時間に入ると、ユーロ圏の国債利回りの低下や他の貴金属の堅調
が下支えになった。
 日中取引は、ドル高一服をきっかけに地合いを引き締めた。時間外取引の高値を突破
すると、買い戻されて986.00ドルまで上昇した。
 26日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの20万1810
オンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、ユーロ圏
のインフレ率は2%に向けて低下しており、地政学的ストレスによるリスクは中程度だ
が、ECBは6月の利下げ開始後の緩和には依然として慎重になるべきと述べた。
・4月の独消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前
年同月比2.4%上昇し、伸び率は3月の2.3%を上回った。食品価格が上昇し、エ
ネルギー価格の下げ幅が縮小した。
・英政府は、機密性の高い政府施設から中国製の監視装置を2025年4月までに撤去
すると表明した。中国のスパイ活動への懸念に基づく措置だとしている。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、首都キーウ(キエフ)で北大西洋条約機構(N
ATO)のストルテンベルグ事務総長と会談した。戦況は西側諸国からの武器供給のス
ピードに左右されるとし、ロシア軍が一部戦線で攻勢を強める中、ウクライナへの武器
供与加速を訴えた。
・ブリンケン米国務長官は、イスラム組織ハマスに対し、パレスチナ自治区ガザでの停
戦と人質解放に向けたイスラエルの提案に合意するよう呼びかけた。
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