日経225先物は11時30分時点、前日比580円高の3万8480円(+1.53%)前後で推移。寄り付きは3万8380円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8325円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。直後に付けた3万8270円を安値に切り返し、一時3万8630円まで上げ幅を広げた。終盤は利食いの動きからやや上げ幅を縮め、3万8450円辺りでの推移だった。 29日の米国市場では、米長期金利の上昇一服を背景にハイテク株が買われるなか、東京市場もハイテク株主導で買い優勢の展開となった。決算がネガティブ視されたアドバンテスト <6857> 「東証P」が5%を超える下落で指数の重荷となったが、東京エレクトロン <8035> [東証P]の上昇で吸収しており、センチメントを冷ます流れとはならなかった。一方で、三菱電機 <6503> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]など主力企業の一角が決算評価から強い値動きをみせるなか、センチメントを明るくさせた。ただし、短期的な値幅取りが中心とみられ、後場は利食いの動きが強まる可能性もありそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われているが、東証プライムの8割超の銘柄が上昇しており、相対的にTOPIX型優位の展開となった。NT倍率は14.77倍辺りに位置する200日移動平均線に上値を抑えられる形となった。 株探ニュース
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