NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   988.0      991.5       972.0       984.6    -  3.8
         (24/10)   999.6     1001.3       983.1       995.3    -  3.6
 パラジウム  (24/ 6)   974.00     981.00      950.50      956.30   - 23.40
         (24/ 9)   987.00     987.00      959.00      964.60   - 23.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          27,822         34,605        80,677       (+  1,026)
 パラジウム          5,717          4,783        25,749       (+    481)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,056.39  + 172.13
     前日  154.68/70   1.0755/57   ・ナスダック         16,302.76  -  29.80
     本日  155.57/59   1.0747/49   ・10年米国債利回り      4.49  +   0.03
・NY原油  (24/ 6)   78.99 + 0.61  ・SPDR保有金残高    830.47  -   1.72
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比は、プラ
チナが4.0〜2.8ドル安、中心限月の7月限が3.8ドル安、パラジウムが
23.40〜22.60ドル安、中心限月の6月限は23.40ドル安。
 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入
ると、戻り売り圧力が強まった。日中取引では、序盤の売り一巡後は押し目を買われ
た。
 パラジウム6月限は時間外取引のドル高を受けて売り圧力が強まると、テクニカル要
因の売りが出て軟調となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を975.6〜991.5ドルのレンジで推移し、前日
比7.0ドル安の981.4ドルとなった。7月限は安寄りしたのち、買い戻される場
面も見られたが、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、戻り売り圧力が強ま
った。
 日中取引では、売り圧力が強まり、972.0ドルまで下落した。その後はドル安を
受けて押し目を買わ987.5ドルまで戻した。
 米金融当局者のタカ派の見方を受けてドル高に振れたことや、欧州時間に売り圧力が
強まったことが圧迫要因になった。ただ日中取引ではドル安が再開したことが下支えに
なった。
 パラジウム6月限は、時間外取引を966.00〜981.00ドルのレンジで推移
し、前日比8.20ドル安の971.50ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、ド
ル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。
 日中取引は、売り圧力が強まり、時間外取引の安値を割り込み、テクニカル要因の売
りが出ると、950.50ドルまで下落した。その後はドル安を受けて下げ一服となっ
たが、973.50ドルで戻りを売られた。
 7日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの20万0799オ
ンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。
今日の材料
・3月の独鉱工業生産指数は前月比0.4%低下した。建設部門が好調で市場予想より
小幅な低下にとどまった。市場予想は0.6%低下だった。
・イスラム組織ハマスは、パレスチナ自治区ガザ南部ラファ市の東部でイスラエル軍と
戦闘中だと明らかにした。
・世界保健機関(WHO)は、パレスチナ自治区ガザ南部で医療機関向けの燃料はあと
3日で枯渇すると明らかにした。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、ECBは
年内に利下げを進めることができるが、インフレ予測の方法やその予測に基づく政策決
定方法を再考する必要があると述べた。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、E
CBが金利を急激に、または大幅に引き下げる理由はないと述べた。同時に、ECBの
決定はある程度米連邦準備理事会(FRB)の影響を受けるとの考えも示した。
・米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は、米国の家計、銀行、企業の財務状況は
おおむね良好で、債務返済の資金は手元にあり、潜在的なショックを吸収するのに十分
なバッファーを備えていると述べた。
・3月の米卸売在庫は0.4%減と、市場予想と一致した。2月の0.2%増から減少
し、在庫投資が第1四半期の経済成長の足かせになる可能性を示唆した。
・米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、インフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の
目標である2%に戻すには米経済活動の減速が必要と述べた。
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