大豆週間展望=シカゴ大豆7月限は1260セントを抵抗線にしての高下か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
             [5月27日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)             5月20日 〜5月24日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000        64,000    64,000     0
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<シカゴ>24日終値  前週末比      |<主要統計データ> (5月16日まで)
      24/ 7 1248.00  +20.00     |輸出検証高:18万4,128トン
      24/11 1219.50  +16.25    |輸出成約高:34万4,900トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 157.01円  前週末比 1.24円の円安
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は弱気な需給見込みが上値を抑制する。1230セン
トが抵抗線とした。
 【シカゴ大豆は米国・ブラジルからの供給引き締まり不安が支援材料】
 シカゴ大豆7月限は、今月9日にかけて値位置を落とした後は買い戻す動きが広が
り1240〜1260セントの値位置を回復している。米産地では降雨が続きながらも
作付けは順調に進行しているが、今後も降雨が続くと予想されていることで、作付遅延
の可能性が警戒されている。また、ブラジルで洪水が発生したため、米国、ブラジルと
二大生産国からの供給引き締まり不安も買い支援要因となっている。
 ただ、米国の大豆輸出は依然として停滞しているうえ、米利下げ着手の時期がこれま
でよりも後になるとの見方がドルを買い支える要因になっていることで、輸出の大幅な
増加は期待し難い。
 今月7日に1256.60セント、23日に1258.25セントまで上昇したが、
1260セントが抵抗線になっている。需給引き締まり観測を強める材料が浮上しない
限り、1260セントを抵抗線にしての高下が続くと予想される。20日の安値
1224セントが支持線。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

<当面の予定(イベント・経済統計)>
27日 ●英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(戦没将兵追悼記念日)
    中国工業利益 2024年4月(国家統計局)
    独景況感指数 2024年5月(ifo)
28日 米ケース・シラー住宅価格指数 2024年3月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2024年5月(カンファレンスボード)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    作付け進度報告(USDA)
    土壌水分報告(USDA)
29日 独消費者物価指数 2024年5月速報(連邦統計庁)
30日 ユーロ圏雇用統計 2024年4月(EUROSTAT)
    政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
    米国内総生産 2024年1-3月期改定値(商務省)
    米卸売在庫 2024年4月速報値(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米中古住宅販売仮契約指数 2024年4月(全米不動産協会)
31日 労働力調査(失業率) 2024年4月(総務省)
    鉱工業生産指数 2024年4月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2024年4月速報(経済産業省)
    中国製造業購買担当者景況指数 2024年5月(中国物流購買連合会)
    中国非製造業購買担当者景況指数 2024年5月(中国物流購買連合会)
    ユーロ圏消費者物価指数 2024年5月速報(EUROSTAT)
    米個人所得・支出 2024年4月(商務省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2024年5月(シカゴ購買部協会)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)
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