[今日の視点]とうもろこし=期先は夜間軟調もシカゴ高が相殺し変わらずか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、12日のシカゴコーンは堅調に引けたが、とうもろこし夜間取引は
期先25年3月限、25年5月限が下落。シカゴ期近7月限、1ドル=156.80円
からの換算値は130円高。序盤の先限は夜間取引から値位置を切り上げ変わらずと予
想。
 とうもろこし先限は夜間取引で2枚の出来高を記録。夜間の総出来高は3月限の1枚
を加えた3枚に過ぎず依然として閑散商いが続いている。小口の取引値が飛ぶ可能性が
残されるなか先限が4万200円台を維持できるかが注目される。また、最も取組が多
い11月限からの玉の移行が見られるかも注目要因。
 12日のシカゴコーンは堅調。米農務省(USDA)発表の月例需給報告は全項目が
据え置かれたことで材料織り込みとなり、これまでの下落後の修正が入った。また、6
月半ばを迎えるなか、米産地で気温が上昇し始め38℃に迫る猛暑が警戒されているこ
とも買いを支援。現在、米産地の生育、作柄共に良好で豊作見通しが強いながら、夏場
の天候リスクが警戒される時期を迎えていることが下支え要因となっている。7月限は
引き続き450セント前後を下値支持線とする足取りとなりそう。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は4万0150〜4万0250円。本日の日
中取引の予想レンジは4万〜4万0350円。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】10:30 雇用統計 2024年5月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 6月2日-6月8日(財務省)
【経済】--:-- 金融政策決定会合(日本銀行)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 鉱工業生産 2024年4月(EUROSTAT)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 生産者・輸入物価指数 2024年5月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】21:30 生産者物価指数 2024年5月(労働省)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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