NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   963.5      976.0       949.3       970.9    + 12.3
         (24/10)   975.9      988.6       962.3       983.5    + 12.6
 パラジウム  (24/ 9)   896.00     900.00      877.00      892.80   -  5.70
         (24/12)   893.00     903.50      888.00      901.20   -  5.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          32,617         29,768        87,678       (-    934)
 パラジウム          3,557          3,544        27,685       (+    392)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,778.10  + 188.94
     前日  157.38/40   1.0705/07   ・ナスダック         17,857.02  + 168.14
     本日  157.71/73   1.0733/35   ・10年米国債利回り      4.28  +   0.06
・NY原油  (24/ 7)   80.33 + 1.88  ・SPDR保有金残高    825.31  -   4.03
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反落。前日比は、プラ
チナが11.4〜12.5ドル高、中心限月の7月限が12.3ドル高、パラジウムが
7.00〜5.30ドル安、中心限月の9月限は5.70ドル安。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、金軟
調を受けて戻りを売られた。日中取引では、買い戻されて堅調となった。ニューヨーク
連銀製造業景況指数の改善に上値を抑えられたが、押し目は買われた。
 パラジウム9月限は米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢や中国の鉱工業生産指
数が予想以下となったことを受けて売り優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を949.3〜966.7ドルのレンジで推移し、前日
比6.3ドル安の952.3ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、押し目を買われ
る場面も見られたが、金軟調を受けて戻りを売られた。
 日中取引では、買い戻されて堅調となった。ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善
に上値を抑えられたが、962.5ドルで押し目を買われると、976.0ドルまで上
昇した。
 米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢やニューヨーク連銀製造業景況指数の改善
が上値を抑える要因だが、買い戻し主導で堅調となった。5月の中国の鉱工業生産指数
が予想以下となったが、小売売上高は大幅に増加した。
 パラジウム9月限は、時間外取引を887.00〜900.00ドルのレンジで推移
し、前日比5.00ドル安の893.50ドルとなった。9月限は安寄りしたのち、押
し目を買われたが、他の貴金属の軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、買い戻さ
れて下げ一服となった。
 日中取引は、戻りを売られ、877.00ドルまで下落した。売り一巡後は、買い戻
されて897.00ドルまで戻した。
 14日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万9913
オンス、パラジウムは同変わらずの5万1365オンス。
今日の材料
・5月の中国の鉱工業生産は前年比5.6%増加し、4月の6.7%増から減速した。
不動産部門の低迷が続く中、市場予想の6.0%増も下回り、さらなる政策支援を求め
る圧力が高まっている。
・5月の中国の小売売上高は3.7%増と、4月の2.3%増から加速。2月以来の大
幅な増加を記録した。アナリスト予想(3.0%増)も上回った。休日が寄与した。
・6月のニューヨーク連銀製造業景況指数はー6と前月の−15.6から持ち直し、市
場予想のー10を上回った。販売価格指数はほぼ1年ぶりの水準に低下した。
・イスラエルのネタニヤフ首相が戦時内閣を解散した。政府当局者が、明らかにした。
今月初め、ガンツ前国防相が戦時内閣から離脱し、存続可能性を懸念する声が上がって
いた。
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン専務理事は、政治的な
不確実性を背景とする最近の市場の混乱は「無秩序」ではないとし、ECBが国債を購
入してフランスを救済する必要性を否定した。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ECBは金融市場の円滑な機能に細心の
注意を払っていると述べた。
・米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、現時点における自身の予想に基づけば年
内1回の利下げが適切だと述べ、高金利が長く続く可能性が高いとの見解を示した。
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