NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   978.6      992.8       972.5       984.3    +  7.1
         (24/10)   990.8     1005.3       985.3       996.7    +  6.6
 パラジウム  (24/ 9)   894.00     925.50      888.50      915.50   + 26.00
         (24/12)   911.00     935.00      911.00      922.00   + 24.90
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          63,953         45,269        88,173       (+  2,182)
 パラジウム          6,918          3,777        28,893       (+    742)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,134.76  + 299.90
     前日  157.79/81   1.0739/41   ・ナスダック         17,721.59  - 140.64
     本日  158.85/87   1.0703/05   ・10年米国債利回り      4.25  +   0.03
・NY原油  (24/ 7)   82.17 + 0.60  ・SPDR保有金残高    825.31      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比は、プラ
チナが5.4〜7.5ドル高、中心限月の7月限が7.1ドル高、パラジウムが
22.90〜26.20ドル高、中心限月の9月限は26.00ドル高。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る
と、ドル高に上値を抑えられた。日中取引では、手じまい売りに上値を抑えられたが、
予想以下の米住宅着工件数や金堅調を受けて押し目を買われた。
 パラジウム9月限は、予想以下の米住宅着工件数や他の貴金属の堅調を受けて買い優
勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を979.2〜992.8ドルのレンジで推移し、前日
比11.7ドル高の988.9ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金堅調につれ
高となった。欧州時間に入ると、ドル高に上値を抑えられた。
 日中取引では、手じまい売りに上値を抑えられ、972.5ドルまで下落した。その
後は、予想以下の米住宅着工件数や金堅調を受けて押し目を買われ、989.2ドルま
で戻した。
 5月の米住宅着工件数は前月比5.5%減の127万7000戸と、2020年6月
以来の低水準となった。事前予想は138万件。住宅ローン金利の高止まりが響いた。
ただ米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、金融当局はインフレ率を目標の2%へと
引き下げるとしつつ、それには1、2年かかる可能性が高いとの見解を示した。
 パラジウム9月限は、時間外取引を888.50〜920.00ドルのレンジで推移
し、前日比25.00ドル高の914.50ドルとなった。9月限は高寄りしたのち、
他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて上げ
一服となった。
 日中取引は、手じまい売りが出て899.50ドルまで下落した。その後は、予想以
下の米住宅着工件数や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値
を突破すると、925.50ドルまで上昇した。
 18日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万9913
オンス、パラジウムは同変わらずの5万1365オンス。
今日の材料
・6月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス14.0と、前月のマイナス
14.3から0.3ポイント改善した。市場予想はマイナス13.6だった。
・独IFO経済研究所は、2024年の国内総生産(GDP)成長率見通しを前年比
0.4%に引き上げた。3月に公表した前回予測では0.2%としていた。
・イングランド銀行は、7月初めに選挙を控える中、政策金利を7会合連続で16年ぶ
り高水準の5.25%に据え置いた。
・スイス国立銀行は、政策金利を1.50%から0.25%ポイント引き下げ
1.25%とすると発表した。3月に続く2会合連続の利下げとなる。ジョルダン中銀
総裁は、最近のスイスフランの上昇に対し、市場介入する姿勢を示した。
・6月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は1.3と事前予想の5.0を下回っ
た。前月は4.5。
・米新規失業保険申請件数は前週比5000件減の23万8000件と、前週の大幅増
から減少に転じた。労働市場は緩やかに減速しつつあるものの、なお堅調を維持してい
る兆候を示唆した。
・5月の米一戸建て住宅の着工件数は年率換算で前月比5.2%減の98万2000戸
と、昨年10月以来の水準に落ち込んだ。住宅ローン金利の高止まりが響いた。
・米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、金融当局はインフレ率を目標の2%へと引
き下げるとしつつ、それには1、2年かかる可能性が高いとの見解を示した。
・イエレン米財務長官は、バイデン大統領はインフレ抑制を政権の最優先事項に掲げて
いると述べた。
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