続落、OPECプラスの減産でも供給過剰は継続へ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=22.41(-0.35 -1.54%)

 ニューヨーク原油の当限は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.35ドル安~0.44ドル高。その他の限月は0.45~1.59ル高。 

 新型コロナウイルスの流行による石油需要の減少が引き続き重しとなった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国は日量970万バレルの過去最大規模の減産を行うことで合意し、OPECプラス以外の国の協力もあって実質的な減産規模は日量2000万バレル程度になるとの指摘はあるが、目先は供給過剰が続くとみられている。

 時間外取引で5月限は24.74ドルまで上昇後、22.03ドルまで下落した。その後はプラス圏で推移する時間帯が多かったが上値は重く、通常取引開始を控えて上げ幅を消した。通常取引が始まると買い戻しが一時強まったが上値は伸びず、マイナス圏で引けた。 

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