[今日の視点]貴金属=金は反落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落を受けて
売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが金軟調につれ安となろ
う。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は2.75ドル安の
2324.03ドル、銀が4セント安の2910セント、プラチナが1.40ドル高の
993.90ドル、パラジウムは24.82ドル高の970.37ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=160.87/89円で、前営業日の
大引け時点から0.11円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万2045円前後、銀は151.7円前後、プラチナ
は5165円前後、パラジウムは4800円前後。
【NY金は米インフレ鈍化も米国債の利回り上昇で上げ一服】
 金は前週末の海外市場では、米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが予想通りに
鈍化したが、 米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。
 金は米国債の利回り上昇に上値を抑えられた。5月の米個人消費支出(PCE)価格
指数は前年比2.6%上昇し、前月の2.7%から鈍化した。予想通りとなった。米サ
ンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、5月のPCE価格指数の伸びが前月から鈍
化したことは、金融政策が機能していることを示す「良いニュース」で、インフレは
徐々に沈静化しつつあると確信していると述べた。6月の米ミシガン大学消費者信頼感
指数確報値は68.2と前月の69.1から低下した。速報値は65.6。一方、1年
先のインフレ期待は3.0%と前月の3.3%から低下した。
 フランス国民議会(下院、577議席)選挙の第1回投票が30日に行われ、出口調
査によると、マリーヌ・ルペン氏率いる極右政党「国民連合(RN)」が第1勢力にな
る見通し。左派連合が2位で、マクロン大統領の与党連合は3位にとどまる。最終的な
結果は1週間後の決選投票で判明する。週明けのユーロは対ドルで上昇した。極右RN
は絶対多数に届かないとの見方が出ている。
 銀は前週末の海外市場では、米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが予想通りに
鈍化したが、 米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。
【プラチナは米インフレ鈍化が支援】
 プラチナは前週末の海外市場では、米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが予想
通りに鈍化したが、 米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。
 プラチナは米個人消費支出(PCE)価格指数の伸び鈍化が支援要因になった。5月
の米PCE価格指数は前年比2.6%上昇し、前月の2.7%から鈍化した。予想通り
となった。ただ米国債の利回りが上昇したことに上値を抑えられた。
 6月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5と前月から横ばいとな
り、2カ月連続で節目となる50を下回った。非製造業PMIは50.5と前月の
51.1から低下し、昨年12月以来の低水準を付けた。景気の先行き懸念が残ること
から中国勢は高値での買いを見送るとみられる。
<今日の予定>
●香港(香港特別行政区成立記念日)、カナダ(建国記念日)
・短観 概要及び要旨 6月調査(日本銀行)
・中国製造業購買担当者景況指数 2024年6月(財新)
・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年6月確報(Markit)
・独消費者物価指数 2024年6月速報(連邦統計庁)
・米建設支出 2024年5月(商務省)
・米製造業景況指数 2024年6月(ISM)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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