5月PCEデフレーターは金相場に対してポジティブになったが、大きな値動きには 発展しなかった。コアPCEデフレーターは4月の前年比2.8%上昇から2.6%上 昇まで伸びが鈍化し、米連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%に着実に近づ いて理宇。利下げに向けての環境整備が進んでいることは金相場に対してポジティブ。 一方、この日は米長期金利が急伸した。前日に米大統領候補のTV討論会が開催された が、バイデン大統領の評価が低く、トランプ元大統領再選の可能性を高める内容と評価 された。トランプ大統領の再当選となれば、世界の分断加速からインフレリスクが高ま るとの見方を米長期金利が織り込んだ。この結果、PCEデフレーターではディスイン フレ期待、米大統領選ではインフレ期待と、正反対のエネルギーが同時に発生したこと が、金相場の値動きを限定している。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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