CFTC大口投機資金動向(7/2時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における7月2
日時点の大口投機家の売り越しは331万4788枚となり、前週の330万9784
枚から拡大した。取組高合計は4295万0264枚となり、前週から45万5980
枚(1.1%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が3.1%増、債券
合計が1.0%増、為替合計が0.9%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.2%増、エネルギー合計は2.6%増、金属合計は1.1%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻しが
入って買い越しに転じ、債券で新規売りが新規買いを上回って売り越しを拡大した。為
替は新規買いが新規売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米大統領選の討論会でトランプ氏優勢との見方を受けて米国債の利回りが上
昇した。一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディスインフレ発言や予想
以下の米経済指標を受けて利下げ期待が高まった。今週は6月の米消費者物価指数(C
PI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が18万4223枚売り越し(前週17万
3900枚売り越し)、ユーロは9519枚売り越し(同8431枚売り越し)、英ポ
ンドは6万2041枚買い越し(同4万4048枚買い越し)となった。ユーロは手じ
まい売りが買い戻しを上回って売り越しを拡大した。

 商品市場では、原油がイスラエルとヒズボラの緊張の高まりや米原油在庫減少を受け
て堅調となり、4月19日以来の高値84.52ドルを付けた。貴金属市場では、金が
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディスインフレ発言や予想以下の米経済指
標を受けて堅調となり、5月22日以来の高値2392.63ドルを付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が27万9946枚買い越し(前
週27万1245枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は24万1543枚買い越し(同24万6229枚買い越し)に縮小、ニューヨー
ク・プラチナは2万3956枚買い越し(同2万0603枚買い越し)に拡大した。金
は手じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが22万8711枚売り越し(前週16万
9783枚売り越し)、大豆は12万2214枚売り越し(同11万1179枚売り越
し)に拡大した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーン
は、買い戻されたことや小麦急伸、土壌水分不足に対する懸念を受けて堅調となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。