[7月15日からの展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 7月8日〜7月12日
<国内> 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週比
24年12月限 323.8 328.2(11) 315.5( 9) 324.9 + 0.8
RSS先限 320.0 320.0( 8) 318.9(12) 318.9 - 1.1
TSR20 268.0 272.0(10) 268.0( 8) 268.0 - 1.0
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 159.04円 前週末比 1.56 円高
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【前週までのレビュー】
産地安から期近の売り圧力が強まり、逆ザヤが縮小していく過程で、活発限月の12
月限も水準を引き下げるとみた。12月限は320円割れなら売りが加速するとした。
【順ザヤ拡大へ】
産地相場の下落傾向が続いている。これを受け、JPXゴムRSS3号は、期近主導
での下落場面となってきた。サヤ関係をみると、8日に、当限と6番限(12月限)の
約11円あった逆ザヤが、2円前後の順ザヤとなっている。需給関係が均衡しているな
らば、当限と6番限は10円前後の順ザヤとなる。産地安が続けば、期近の売り圧力が
一段と強まり、順ザヤが拡大する過程で、12月限も水準を引き下げそうだ。直近の安
値がある315円割れが最初の関門となりそうだ。
【産地相場は一時75バーツ台に下落】
タイ現物価格の下落が続いている。タイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡
しのオファー価格は、東南アジアで高温が続いたことや、秋にラニーニャが発生すると
の予報が出ると、供給減少不安などから6月10日には90.84バーツまで上昇し
た。だが、その後、産地の天候不順懸念が後退し、一転して水準を引き下げ、7月9日
には2月5日以来の低水準となる75.59バーツが提示された。現状、75バーツ台
が支持となっているが、産地に供給不安がみられないうえ、中国の景気回復も遅れてい
ることから、オファー価格は一段と下落する可能性がある。
【中国の消費者物価指数は5カ月連続で上昇だが】
10日に中国国家統計局が発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で
0.2%上昇となり、5カ月連続でプラスとなった。ただ、5月の0.3%上昇から上
昇率が低下している。物価上昇の要因としては、中国での消費が多い豚肉は同18.
1%上昇したことが挙げられる。食品全体では、2.1%の低下となっており、景気の
弱さが見て取れる。また、同時に発表した6月の生産者価指数(PPI)は同0.8%
低下となり、1年9カ月連続で前年同月を下回った。中国には、依然としてデフレ懸念
が燻っている。中国の景気回復が本格化するまでは、ゴムの上値も限られるだろう。
【上海ゴムは戻りの鈍い展開】
上海ゴムは戻りの鈍い展開となりそうだ。中心限月の9月限は、6月11日に1万6
110元まで上昇し、一代高値を更新した。だが、その後は下落し、6月中旬に1万5
000元を挟んでもみ合いとなった後、7月8日には1万4515元まで下落した。現
状、やや戻り歩調となっているが、産地安の影響から自律反発の域を出ておらず、目
先、徐々に売り圧力が強まるとみる。節目の1万4500元や4月25日の安値1万3
955元を視野に入れた展開になるとみる。
【東京ゴム活発限月の12月限のテクニカル要因】
ゴムRSS3号の活発限月の12月限は、下値を試した後、自律反発場面となった。
6月中旬からの値動きをみると、上海高を手掛かりに、6月10日に357.1円まで
上昇し、一代の高値を付けた。だが、上海ゴムが10日に高値を付けたのち崩れると、
14日には340円まで下落した。さらに産地相場の下落もあり、19日に324.8
円まで水準を引き下げた。25日に6月10日から19日までの下落の38.2%戻し
水準である337.1円を超える338.8円まで上昇したが、終値ベースでは同水準
の突破に失敗すると、28日には326円台まで一時下落した。7月3日に336.0
円まで戻したが、335円超での戻り売り圧力は強く、8日に節目の320円を下抜く
と、9日に315.5円まで下落した。その後、自律反発となり、11日に328.2
まで戻したが、節目の330円手前で上値が重くなった、
売りが先行すれば、節目の320円が注目される。320円を再び割り込むと、9日
の安値315.5円を試そう。安値更新となれば、節目の310円や300円を意識し
た展開になりそうだ。一方、買いが優勢となれば、節目の330円が最初の関門とな
る。同水準を突破すれば、6月25日の戻り高値338.8円が視野に入る。同水準も
上抜くと、340円の攻防になる。
【今週の注目ポイント】
JPXゴムRSS3号は、引き続き、産地相場に注目したい。産地相場は、天候不順懸
念が後退したことからジリジリと水準を引き下げている。現状、タイオファーは75バ
ーツ付近で下げ渋りをみせているが、一段安となれば、JPXゴムRSS3号は、期近
から崩れる可能性があるとみる。
【相場予想レンジ】
7月15〜16日のJPXゴムRSS3号12月限の中心レンジ予想は310〜340
円。テクニカルの支持線は315.5円(7月9日安値)、抵抗線は328.2円(7
月11日高値)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
15日 ●海の日
中国住宅価格指数 2024年6月(国家統計局)
中国国内総生産 2024年4-6月期(国家統計局)
中国小売売上高 2024年6月(国家統計局)
中国鉱工業生産 2024年6月(国家統計局)
ユーロ圏鉱工業生産 2024年5月(EUROSTAT)
米製造業景況指数 2024年7月(ニューヨーク連銀)
16日 ユーロ圏貿易収支 2024年5月(EUROSTAT)
独景況感指数 2024年7月(ZEW)
米小売売上高 2024年6月(商務省)
米輸出入物価指数 2024年6月(労働省)
米企業在庫 2024年5月(商務省)
17日 英消費者物価指数 2024年6月(国立統計局)
ユーロ圏消費者物価指数 2024年6月確報(EUROSTAT)
米住宅着工・許可件数 2024年6月(商務省)
米鉱工業生産・設備稼働率 2024年6月(FRB)
18日 貿易収支 2024年6月速報(財務省)
英雇用統計 2024年6月(国立統計局)
理事会結果公表(ECB)
政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米製造業景況指数 2024年7月(フィラデルフィア連銀)
対米証券投資 2024年5月(財務省)
19日 消費者物価指数 2024年6月(総務省)
ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
独生産者物価指数 2024年6月(連邦統計庁)
英小売売上高 2024年6月(国立統計局)
ユーロ圏国際収支 2024年5月(ECB)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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