大豆週間展望=シカゴは供給面の弱さで上値が抑制の動きが続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
         [8月5日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            7月29日 〜8月2日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000        64,000    64,000     0
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<シカゴ>1日終値  前週末比   |<主要統計データ> (7月25日まで)
      24/ 8 1022.00  -55.50   |輸出検証高: 40万3,268トン
      24/11 1016.50  -32.00   |輸出成約高:100万8,500トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 149.09円  前週末比 4.51円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は上昇基調に転換には輸出需要の継続的な増加が必要
とした。
 【シカゴ大豆は天候リスクなく安値更新】
 シカゴ大豆11月限は7月26日に大きく値を下げた後も軟調な足取りを維持し8月
1日に1013セントに達して直近の安値を更新した。
 米産地の気温は高温には至らないなか降雨が発生するなど、穀物の生育に最適な環境
が続いている。大豆の場合、7月後半から8月序盤にかけての時期が開花〜受粉期に当
たり、この時期の天候がイールドに最も大きく影響するが、これまでのところ、懸念が
深まるほどの天候リスクには見舞われていない。そのため、高イールド観測がさらに強
まることになりそうだ。
 価格下落とドル売りの動きが輸出用需要拡大を促すとの期待が買い支え要因ながら、
供給面の弱さが重石となり、5日間移動平均が通る1030セント前後を上値抵抗線に
しての上値を抑制される足取りが続くとみる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
5日 ●オーストラリア(バンク・ホリデー)
   金融政策決定会合議事要旨公表 6月13-14日分(日本銀行)
   中国サービス業購買担当者景況指数 2024年7月(財新)
   ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年7月確報(Markit)
   ユーロ圏生産者物価指数 2024年6月(EUROSTAT)
   米非製造業景況指数 2024年7月(ISM)
   米週間穀物輸出検証高(USDA)
   作柄報告(USDA)
   土壌水分報告(USDA)
6日 キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
   全世帯家計調査・消費支出 2024年6月(総務省)
   独製造業受注 2024年6月(経済技術省)
   ユーロ圏小売売上高 2024年6月(EUROSTAT)
   米貿易収支 2024年6月(商務省)
7日 中国貿易収支 2024年7月(税関総署)
   独貿易収支 2024年6月(連邦統計庁)
8日 国際収支(経常収支) 2024年6月(財務省)
   独鉱工業生産指数 2024年6月(経済技術省)
   米新規失業保険申請件数(労働省)
   米週間穀物輸出成約高(USDA)
9日 ●南ア(全国婦人の日)
   中国消費者物価指数 2024年7月(国家統計局)
   中国生産者物価指数 2024年7月(国家統計局)
   独消費者物価指数 2024年7月確報(連邦統計庁)
   建玉明細報告(CFTC)


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