貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金は円安を受けて買い優勢となろう。銀は ニューヨーク安を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは 円安が下支えとなり、まちまちの値動きとなろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は20.41ドル安 の2411.53ドル、銀が94セント安の2727セント、プラチナが17.63ド ル安の914.37ドル、パラジウムは12.59ドル安の854.83ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=145.12/14円で、前営業日の 大引け時点から2.93円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1230円前後、銀は130.0円前後、プラチナ は4250円前後、パラジウムは4200円前後。 【NY金はリスク回避が圧迫】 金はきのうの海外市場では、リスク回避の動きを受けて急落した。 金はリスク回避の動きが圧迫要因になった。予想以下の米雇用統計を受けて週明けも リスク回避の動きが続いた。債券市場では米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げに 動くとの見方も出ている。ただ米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米雇用統計は 予想より低調だったものの景気後退(リセッション)には陥っていないとの見解を示し た。また7月の米ISM非製造業総合指数は51.4と前月の48.8から上昇した。 6月は2020年5月以来の低水準を付けていた。市場予想は51.0だった。 7月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.2と、 前月の50.9から低下した。製造業の低迷に加えてサービス業も伸び悩んだ。6月の ユーロ圏生産者物価指数(PPI)は、前月比0.5%低下、前年比1.8%上昇とな った。エネルギーの値下がりを背景に、低下幅が市場予想を上回り、欧州中央銀行(E CB)による年内の追加利下げの余地を残した。 米ホワイトハウスの高官は4日、中東への艦艇や戦闘機の追加派遣について、中東地 域の緊張緩和を目的とした防衛措置との認識を示した。イスラム組織ハマスのハニヤ最 高指導者の暗殺を受け、イランとハマスはイスラエルへの報復を宣言しており、パレス チナ自治区ガザでの戦闘が地域紛争に拡大する懸念が強まっている。イラン政府は、イ スラエルに対する抑止力を再構築するとの方針を示した。イランは「国際法の枠内でイ スラエルを罰する権利を持っているが、中東の緊張をエスカレートさせることは望んで いない」とカナニ報道官は語った。 銀はきのうの海外市場では、リスク回避の動きや金急落を受けて売り優勢となった。 【NYプラチナは株安が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、リスク回避の動きや金急落、株安を受けて売り優 勢となった。 プラチナは株安が圧迫要因になった。予想以下の米雇用統計などを受けて景気減速懸 念が高まり、週明けもリスク回避の動きとなったことが圧迫要因になった。米ISM非 製造業総合指数の上昇を受けて下げ一服となる場面も見られたが、戻りは売られた。 <今日の予定> ・キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行) ・全世帯家計調査・消費支出 2024年6月(総務省) ・独製造業受注 2024年6月(経済技術省) ・ユーロ圏小売売上高 2024年6月(EUROSTAT) ・米貿易収支 2024年6月(商務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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