[今日の視点]貴金属=総じて上昇、NY高や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて
買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を
受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は30.44ドル高
の2425.27ドル、銀が63セント高の2748セント、プラチナが9.15ドル
高の935.60ドル、パラジウムは25.71ドル高の923.11ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.32/34円で、前営業日の
大引け時点から1.24円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1510円前後、銀は130.0円前後、プラチナ
は4435円前後、パラジウムは4100円前後。
【NY金は米新規失業保険申請件数の減少が支援】
 金はきのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数の減少で労働市場に対する懸念
が後退したことから、買い優勢となった。
 金は米新規失業保険申請件数の減少が支援要因となった。米新規失業保険申請件数
は、前週比1万7000件減の23万3000件と約11カ月ぶりの大幅な減少となっ
た。労働市場の低迷に対する懸念が誇張されていた一方、緩やかな軟化が依然として続
いていることを示唆した。申請件数は6月以降おおむね増加傾向にあるが、設備更新の
ための自動車工場の一時閉鎖や、テキサス州を襲ったハリケーン「ベリル」の影響が一
因とみられている。米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米労働市場の減速は解
雇の増加ではなく雇用の伸び鈍化によるものとし、米連邦準備理事会(FRB)には次
の一手を見極める余地が残されているという認識を示した。また「今後数カ月でインフ
レに関し良好なデータが出てくるとかなり楽観している」と述べた。
 イスラエルに対する報復攻撃の懸念が高まる中、イスラエル紙ハアレツの軍事専門記
者は、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラによる報復はイランよりも大規
模なものになり、テルアビブのイスラエル国防省などが標的になる可能性があるとの見
方を示した。中東情勢の行方も確認したい。
 銀はきのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数の減少や金堅調を受けて買い優
勢となった。
【NYプラチナは株高が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数の減少や金堅調を受けて
買い優勢となった。
 プラチナは米新規失業保険申請件数の減少や金堅調が支援要因になった。米新規失業
保険申請件数の減少を受けて米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れたが、市場に安心
感が戻ったことから株高に振れ、プラチナの支援要因になった。今後発表される経済指
標を確認したい。
 中国乗用車協会(CPCA)が発表した7月の自動車販売台数は全体で173万台と
前年比3.1%減となり、4カ月連続で減少した。不動産市場の危機が長びいて景気が
勢いを欠き、消費者信頼感が低迷している。電気自動車(EV)など新エネルギー車の
比率は50.7%となった。米エネルギー情報局(EIA)によると、第1四半期の米
自動車販売に占めるEVとハイブリッド車の割合は18%だった。
<今日の予定>
●南ア(全国婦人の日)
・中国消費者物価指数 2024年7月(国家統計局)
・中国生産者物価指数 2024年7月(国家統計局)
・独消費者物価指数 2024年7月確報(連邦統計庁)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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