再送:石油週間展望=もみ合いか否か、SL期待も米製油会社は生産縮小計画

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
          [8月19日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)     8 月 13 日〜 8 月 16 日
                始  値    高  値        安  値       帳入値    前週末比
ガソリン  先限   81,000    81,000(13)    81,000(13)   81,000        ±0
灯  油  先限   81,500    81,500(13)    80,000(13)   80,000        ±0
原  油 1月限   68,820    71,340(14)    68,200(13)   70,960     +2,270
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                                        8 月 12 日〜 8 月 15 日
<海外原油> 週間4本値 始 値  高  値      安 値     終値   前週末比
  NY原油  9 月限     76.99    80.16(12)    76.70(12)  78.16     +1.32
ブレント原油 10 月限     79.56    82.40(12)    79.46(12)  81.04     +1.38
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16日 東京時間の午後3時15分現在 ドル・円 148.94 前週末比 1.84円の円安
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【前週のレビュー】ニューヨーク原油9月限は、7月5日の高値83.58ドルから8
月5日の安値71.67ドルまでの下げ幅に対する38.2%戻し(76.22ドル辺
り)を達成したところだが、強い相場であれば、このまま半値戻し(77.63ドル辺
り)、61.8%戻し(79.03ドル辺り)が上値目標となるとした。

【NY原油は中段もみ合いとなるか否か】
 ニューヨーク原油9月限は20日に納会を迎え、10月限が指標限月となるが、その
10月限は12日に78.54ドルまで上昇して、7月5日の高値82.62ドルから
8月5日の安値70.88ドルまでの下げ幅に対する61.8%戻し(78.14ドル
辺り)を達成したあと、反落している。ただ現状は38.2%戻し(75.36ドル辺
り)〜61.8%戻し(78.14ドル辺り)の間のもみあいとなり、半値戻し水準で
ある76.75ドル辺りが意識される展開。本稿執筆時の16日の午後には77ドル台
後半で推移している。これが中段もみ合いとなるか否かが目先の焦点となる。

 材料的には、引き続きイランの対イスラエル報復攻撃が注目されているが、現在のと
ころ具体的な行動は見られない。ただイスラエルのガラント国防相がイラン産原油など
運搬するタンカー18隻の差し押さえを命令したとの報道もあり、事態を今後も見守る
必要があろう。
 他に中東関係では、15日からカタールの首都ドーハでガザ停戦協議が開催されてい
るが、肝心のハマスが出席していないため、具体的な進展は見込めないだろう。

 直近は米経済の減速懸念が緩和してソフトランディング(SL)期待が買い口実とな
っているが、米国の原油需要見込みを見ると、米国の製油会社が第3四半期の生産計画
を縮小させていることは見逃せない。特に最大手のマラソン・ペトロリアムは13カ所
ある製油所の原油処理能力(日量300万バレル)の稼働率を前期の97%から90%
まで低下させるとしている。これは前回の当欄でも記した世界最大の原油輸入国である
中国の原油需要低迷とともに、需要面での圧迫要因になり得る。

 外部要因を見ると、ニューヨークダウ平均株価は再び4万ドル台に乗せるなど戻り基
調が鮮明となっており、さらに高値更新の可能性も出て来た。
 ドルインデックスは102ポイント台での広めのもみ合いに移行してきたが、現状は
その後半まで戻している。

【米国の原油在庫、5週間ぶりに増加】
 米国内を見ると、最新の米エネルギー情報局(EIA)の週報では、原油在庫が前週
比135万7000バレルの4億3068万バレルと、5週間ぶりに増加した。ただガ
ソリン在庫は同289万4000バレル減の2億2220万バレル、留出油在庫は同
167万3000バレル減の1億2612万バレルとともに減少していた。

【東京原油、ガソリンのテクニカル分析】
 東京原油の6番限である1月限は8月上旬から戻り歩調が続いたが、7万円台に乗せ
た後は上げつかえ感が強まり、21日移動平均線でもあるボリンジャーバンドの中心線
(7万1280円辺り)が上値抵抗となっている。
 ガソリン先限は名目値で8万1000円の横ばいで推移。

【NY原油のテクニカル分析】
 ニューヨーク原油10月限は戻りもボリンジャーバンドの1シグマ(78.54ドル
辺り)に跳ね返されたが、下値もボリンジャーバンドの中心線(75.78ドル辺り)
に支持されている。

<当面の予定>
19日【経済】機械受注 2024年6月(内閣府)
   【経済】英住宅価格指数 2024年8月(ライトムーブ)
   【経済】米景気先行指数 2024年7月(カンファレンスボード)

20日【経済】ユーロ圏国際収支 2024年6月(ECB)
   【経済】ユーロ圏消費者物価指数 2024年7月確報(EUROSTAT)
   【経済】独生産者物価指数 2024年7月(連邦統計庁)
   【工業】米週間石油統計(API)
   【納会】米WTI原油 2024年9月限(NYMEX)

21日【経済】貿易収支 2024年7月速報(財務省)
   【工業】原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
   【工業】石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
   【経済】米住宅ローン申請指数(MBA)
   【経済】米FOMC議事録公表 7月30-31日(FRB)
   【工業】米週間石油統計(EIA)

22日【経済】対外及び対内証券売買契約等の状況 8月11日-8月17日(財務省)
   【経済】チェーンストア販売統計 2024年7月(日本チェーンストア協会)
   【経済】ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年8月速報(Markit)
   【経済】ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年8月速報(Markit)
   【経済】ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2024年8月速報(Markit)
   【経済】米新規失業保険申請件数(労働省)
   【経済】米中古住宅販売統計 2024年7月(全米不動産協会)

23日【経済】消費者物価指数 2024年7月(総務省)
   【納会】バージガソリン・灯油・軽油・中京ローリーガソリン・灯油
             2024年9月限(東京商品)
   【経済】米新築住宅販売 2024年7月(商務省)
   【商品】米建玉明細報告(CFTC)
   【商品】全米石油堀削稼動数(米ベーカーフューズ)

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