NYプラチナ市況=プラチナの期近が反落、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   963.0      964.8       949.4       962.4    -  2.7
         (25/ 1)   972.4      974.1       959.5       972.2    -  2.1
 パラジウム  (24/ 9)   933.00     946.50      927.00      943.60   +  6.70
         (24/12)   944.00     953.00      934.50      950.80   +  6.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          21,560         33,200        82,257       (-  1,160)
 パラジウム          4,390          4,659        29,032       (+    228)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,659.76  +  96.70
     前日  149.34/36   1.0970/72   ・ナスダック         17,631.72  +  37.22
     本日  147.59/61   1.1028/30   ・10年米国債利回り      3.89  -   0.03
・NY原油  (24/ 9)   76.65 - 1.51  ・SPDR保有金残高    847.78  +   2.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナの期近が反落、パラジウムは続伸。前日比
は、プラチナが2.7ドル安〜0.7ドル高、中心限月の10月限が2.7ドル安、パ
ラジウムが6.10〜6.70ドル高、中心限月の9月限は6.70ドル高。
 プラチナ10月限は反落。時間外取引では、金の上げ一服に上値を抑えられた。欧州
時間に入ると、買い戻されたが、買い一巡後の上値は限られた。日中取引では、予想以
下の米住宅着工件数が支援要因になったが、時間外取引の高値を突破できず、戻りは売
られた。その後は、米ミシガン大消費者信頼感指数の上昇が圧迫要因になったが、ドル
安が下支えになった。
 パラジウム9月限はドル安や金堅調を受けて小幅高となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を953.5〜964.8ドルのレンジで推移し、前
日比6.8ドル安の958.3ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、金の上げ一
服に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻されたが、買い一巡後の上値は限ら
れた。
 日中取引では、予想以下の米住宅着工件数が支援要因になったが、963.9ドルと
時間外取引の高値を突破できず、戻りは売られた。その後は、米ミシガン大消費者信頼
感指数の上昇が圧迫要因になり、949.4ドルまで下落したが、ドル安が下支えにな
った。
 7月の米住宅着工件数は前月比6.8%減の123万8000件と、20年5月以来
の低水準だった。市場予想は133万件。一方、8月の米ミシガン大消費者信頼感指数
(速報値)は67.8と前回の66.4(確報値)から上昇した。ただ米連邦準備理事
会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、ドル安が続いた。
 パラジウム9月限は、時間外取引を927.00〜946.50ドルのレンジで推移
し、前日比5.40ドル安の931.50ドルとなった。9月限は安寄りしたのち、米
連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが下支えとなったが、他の貴金属の上げ一服
に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻されたが、買い一巡後は上げ一服とな
った。
 日中取引は、予想以下の米住宅着工件数が下支えになった。その後は、米ミシガン大
消費者信頼感指数の上昇が圧迫要因になり、時間外取引の安値に顔合わせしたが、ドル
安を受けて買い戻されると、944.50ドルまで戻した。
 15日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの15万2900
オンス、パラジウムは同変わらずの4万3893オンス。
今日の材料
・7月の英小売売上高は前月比0.5%増加した。サッカーの欧州選手権(ユーロ)に
関連した売り上げなどが寄与した。
・7月の米住宅着工件数は前月比6.8%減の123万8000件と、20年5月以来
の低水準だった。市場予想は133万件。高い住宅ローン金利と住宅価格が響いた。
・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米経済が過熱している兆候はないため、米
連邦準備理事会(FRB)当局者は金融引き締め政策を必要以上に維持しないよう慎重
に対応する必要があるとの見解を示した。
・8月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は67.8と前回の66.4(確報
値)から上昇した。市場予想は66.9だった。1年先の期待インフレ率は2.9%と
前月確報値から変わらず。5年先の期待インフレ率も3.0%と横ばいだった。
・カタールの首都ドーハで始まったパレスチナ自治区ガザでの停戦を巡る協議は16日
の交渉を終え、来週再開する見通しとなった。
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