[今夜の視点]シカゴ大豆=クロップツアーや大口輸出成約の有無に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は堅調。11月限は980セント手前まで戻している。プロフ
ァーマーのクロップツアーからは今年の豊作見通しが強まりそうな報道がなされてお
り、この傾向が今夜も続くと上値抑制要因となろう。一方、今週に入って2営業日連続
でデイリー報告での大口輸出成約が発表されているため、これが続くと支援材料となる
得るので注意したい。差し当たり11月限は前日の高値985.00セントを上抜くこ
とができるか否かに注目したい。
 前日のシカゴは総じて小幅高。ドル安に振れるなか、前日に続きデイリー報告で、中
国向けに13万2000トン、メキシコ向けに23万9000トンの大口輸出成約が発
表されたことに支援された。ただ、2日目を迎えた産地のクロップツアーで、東側ツア
ーのインディアナ州、西側ツアーのネブラスカ州ともに着ザヤ数が前年や過去3年間を
大幅に上回ったことが報じられたことで上げ幅抑制された。

 11月限は985.00セントまで上昇したが、引けは976.00セントと上げ幅
を失くして前日比変わらずとなった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 8/22 03:00 FOMC議事録公表 7月30-31日(FRB)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 鉱工業製品価格指数 2024年7月(カナダ統計局)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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