プラチナ市況=プラチナが反落、円の反落も現物相場の低迷で安もちあい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,784   - 49    11,828  - 33  : 2,513.83   +15.46
銀          139.0   +3.0     139.0  +3.0  : 2,956.00   +16.00
プラチナ     4,530      0     4,459   -76  :   950.60   - 5.10
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   924.98   + 0.51
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.91   -1.28  ユーロ・ドル相場   1.1116  +0.0042
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。ニューヨーク安と円高を受
けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服が下支えになったが、ドル建て現物相場
の上げ一服に戻りを抑えられ、先限は正午前に70円超の下落で推移。午後になり、円
が小反落したが、現物相場の低迷で戻り売り圧力が強く、70円超の下落で安もちあい
で推移した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが83円安〜6円高、プラチナスポットが
77円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5169枚、プラチナミニが576枚、プラチナスポット
が2351枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ三角もちあい、エネルギー蓄積期間】
 プラチナ先限は夜間取引で4445円まで下落した。日中取引は4446円で買い支
えられた後、4473円で戻りを抑えられた。金の日足のチャートが下値を切り上げて
いるのに対し、プラチナ先限のチャートは三角もちあい。一般論からすると、次の方向
性を見出すまでのエネルギー蓄積期間。朝方、1ドル=145円台前半で推移した円相
場が一時145円台後に反落したことは支援材料。反面、午後になり、ドル建て現物相
場が午後になり、950ドル割れを試す下落となったことは戻り圧迫要因。
 中国の景気不安は一向に晴れず、需要減少懸念からプラチナ現物相場は3ケタ相場か
ら抜け出せず。長期波動線である200日移動平均線が通る945ドル水準に下落する
と、買いが喚起される印象はあるが、1000ドルを目指すには、当面は金、銀の上伸
に頼るところが大きいのではないか。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の951.83ドルから、954ド
ル台まで上昇したのち、上げ一服となった。午後に入り、948ドル台に下落場面があ
ったが、950ドル割れは買い拾われたたが、反発力は弱く推移。
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