【場況】 金が続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の堅調が下支えになったが、円安一服を受けて戻りを売られた。銀はニューヨーク安 を受けて先限が下落した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が70円安〜15円高、金ミニが 79.5〜1.0円安、ゴールドスポットが127円高、銀が2.0円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万8553枚、金ミニが5103枚、ゴール ドスポットが2544枚、銀が2枚。 【NY金はドル高が圧迫】 金はドル高が圧迫要因になった。8月のフランスのHCOB総合購買担当者景気指数 (PMI)速報値が17カ月ぶりの高水準となり、ユーロが買われる場面も見られた が、パリ五輪効果によるサービス業の上昇が背景にあり、戻りは売られた。ユーロ圏の 妥結賃金の伸び鈍化もユーロの上値を抑える要因になった。一方、7月の米中古住宅販 売戸数は年率換算で前月比1.3%増の395万戸と4カ月連続の減少から反転した。 ローン金利の低下が背景にあるが、住宅市場の改善にはさらなる低下が必要とみられて いる。 米ワイオミング州で経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が始まった。米フィ ラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、経済指標が予想通りとなれば、9月の利下げ を支持するという見解を示した。米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、米連邦準備理 事会(FRB)は景気後退(リセッション)を引き起こすことなくインフレを抑制でき るとの見方を示した。同時に、9月の利下げ開始を支持する姿勢を示した。カンザスシ ティー地区連銀のシュミッド総裁は、失業率上昇の背後にある動向を精査していると し、9月の利下げを支持するかどうかはデータ次第になると言及した。今夜はパウエル 米FRB議長の講演がある。 金先限は夜間取引で1万1658円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=146円台前半の円安に振れたが、日銀総裁の発言を受けて円安 が一服した。植田日銀総裁は、今後の金融政策の運営方針について、日銀の経済・物価 見通しが実現する確度が高まれば、金融緩和の調整を行う姿勢は変わらないとの見解を 示した。銀先限は139.0円に下落した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢と なった。アジア市場では朝方の2485.63ドルから、ドル安を受けて押し目を買わ れた。 午前11時現在、2490.47ドルで推移。銀は2911セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2506.44ドル、銀が2951セント。 MINKABU PRESS
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