【市況】 国内石油市場は急反発。トランプ米大統領が演説で「イランでの任務の完了が目前に 迫っている」との認識を示した一方、「今後2週間〜3週間でイランに極めて厳しい打 撃を与える」、「イランを石器時代に戻す」など、これまでと同様に過激な言葉を並べ たことが相場を押し上げた。時間外取引でニューヨーク原油は1バレル=104ドル前 半まで急反発。円相場が1ドル=159円前半まで円安・ドル高推移していることも支 援要因。 日中取引開始後、原油の2026年8月限は8万3900円まで上昇。前日の急落も あって買い戻しが強まっている。 午前11時04分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が 1000円安〜4300円高。 午前11時04分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が878枚。 【米国の目標はイラン経済の破壊に移行か】 トランプ米大統領の演説は非常に注目されていたが、発言内容はこれまでと同様に過 激で粗野だった。目新しいことは何も言及していない。ただ、最近の米軍はエネルギー 関連やインフラだけでなく、アルミニウム製錬所や製鉄所、製薬会社の工場を狙ってお り、イランの産業レベルの後退を意図して攻撃している印象が強い。経済的にイランを 破壊し「イランを石器時代に戻す」ことが完了すると、米軍の撤退が始まる可能性があ る。 当初の米国はイランに、ウラン濃縮の完全な停止や濃縮ウランをイラン国内から撤去 すること、ミサイル開発の制限、武装組織ヒズボラなど代理組織への支援停止、あるい は新たなイラン最高指導者の選任に関与することなど、様々なことを要求していた。ホ ルムズ海峡の封鎖解除を諦めた後は、イラン経済の破壊に目標を切り替えているよう だ。戦争の理由を見失っていることは明らかである。ただ、トランプ米大統領はイラン 戦争から逃げたがっており、地上戦を開始することなく空爆など遠距離攻撃に徹するだ ろう。 【海外原油夜間取引=反発】 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比3.56ドル高の103.68ドルで推 移。本日これまでのレンジは97.50ドルから104.29ドル。 MINKABU PRESS
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