原油相場は需要不安を背景に80ドル台前半から70ドル台前半まで値位置を切り下 げている。特に中国の需要環境が急変していることで、季節的な需要が一服した後の需 給の緩みが警戒されている。10月には石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産縮小 も予定されており、需給ひっ迫状態は一気に解消に向かう見通しにある。一方で、70 ドルを大きく割り込むと、OPECプラスの減産縮小は見送りになろう。米シェールオ イル生産鈍化、米戦略石油備蓄(SPR)増強といった動きも想定される。70ドル割 れの可能性は排除できない値位置だが、そこから更に値を崩していくのであれば、中国 の石油需要が伸びの鈍化ではなく停止といったレベルのショックが求められよう。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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