プラチナ午前=プラチナは下落、新甫限月は発会値から小幅に値下がり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが下落。1ドル=143円台後半の円高を
背景に夜間取引から売り優勢。前日のニューヨーク市場は売り優勢もドル建て現物相場
は朝方、960ドル台前半で推移。その後、ドル堅調で950ドル台に軟化したが、円
相場が144円台に反落に相殺され、安もちあいで推移。25年8月限は4450円で
発会し、一時、小幅高となったが、小幅な値下がりに転じた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時35分現在の前営業日比は、プラチナが29〜17円安、プラチナミニが
36.0〜9.5円安、プラチナスポットが82円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時35分現在の出来高は、プラチナが2752枚、プラチナミニが370
枚、プラチナスポットが595枚、パラジウムが0枚。
【米IT大手エヌビディアの企業業績の発表に注意】
 プラチナは閑散商いのなか、売り優勢。場中、ドル建て現物相場が軟化したが、円の
小反落に下支えられ、下値堅く推移。新甫発会日だが、見送りムードが強い。
 プラチナ新甫9月限は4450円で発会した。円相場は1ドル=144円台前半の円
安に振れた。日経平均株価、中国株の上海総合指数とも小幅安で推移。今夜、米IT大
手エヌビディアの企業業績の発表がある。米国株式市場のナスダック指数への影響度が
大きいが、プラチナ市場も間接的に影響を受けるとみられ、注意が必要だ。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方に962ドル台で上値を抑えられ、午前
9時半頃に960ドル割れ。その後、軟化となり、955ドルに接近するまで下落。
 午前11時35分現在、プラチナは956.89ドル、パラジウムが968.81ド
ルで推移。
 前営業日の大引け時点はプラチナが959.40ドル、パラジウムが967.22
ドル。
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