NYプラチナ市況=軒並み下落、ドル高や株安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   967.0      967.6       933.8       937.3    - 25.5
         (25/ 1)   977.3      977.3       944.6       947.8    - 25.6
 パラジウム  (24/ 9)   961.50     964.00      927.50      933.90   - 24.60
         (24/12)   967.50     970.00      934.00      938.50   - 25.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,822         18,580        77,082       (-    484)
 パラジウム          8,774         12,295        25,729       (-  1,313)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,091.42  - 159.08
     前日  143.97/99   1.1185/87   ・ナスダック         17,556.03  - 198.79
     本日  144.59/61   1.1119/21   ・10年米国債利回り      3.84  +   0.01
・NY原油  (24/10)   74.52 - 1.01  ・SPDR保有金残高    856.12      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は軒並み下落。前日比は、プラチナが25.7〜
25.3ドル安、中心限月の10月限が25.5ドル安、パラジウムが26.60〜
23.60ドル安、中心限月の12月限は25.40ドル安。
 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州
時間に入ると、金軟調につれ安となった。日中取引では、ドル高や金軟調、株安を受け
て売り優勢となった。
 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を940.1〜967.6ドルのレンジで推移し、前
日比22.1ドル安の940.7ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、ドル高を
受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、金軟調につれ安となった。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。その後は、ドル高一服が
下支えになったが、株安を受けて946.3ドルで戻りを売られると、序盤の安値を割
り込み、933.8ドルまで下落した。
 ドル高や金軟調、株安が圧迫要因になった。30日に発表される8月のユーロ圏の消
費者物価指数(HICP)速報値を控えて欧州中央銀行(ECB)の利下げに対する見
方が残るなか、ドルが買い戻された。一方、エヌビディアの決算待ちとなるなか、I
T・ハイテク株が売られ、株安に触れた。
 パラジウム12月限は、時間外取引を943.00〜970.00ドルのレンジで推
移し、前日比20.40ドル安の943.50ドルとなった。12月限は高寄りしたの
ち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、他の貴金属の軟調を受けて
下げ幅を拡大した。
 日中取引は、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて934.00ドルまで下落した。売
り一巡後は買い戻される場面も見られたが、株安を受けて戻りを売られた。
 27日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの15万0986
オンス、パラジウムは同変わらずの4万3893オンス。
今日の材料
・9月の米利下げがほぼ確実視され、将来の金利引き下げペースに関心が向けられる状
況にあって、米金融当局者はインフレとの闘いの最後の1マイルに当たり漸進主義のア
プローチでまとまりつつある。
・パレスチナ自治区ガザでの停戦を巡り、イスラエルと仲介国の米国、エジプト、カタ
ールが、ドーハで「技術的・実務的」協議を開いている。
・北大西洋条約機構(NATO)は、「NATO・ウクライナ理事会」を開き、ウクラ
イナの防衛能力の一段の強化に向けたコミットメントを改めて確認した。
・米抵当銀行協会(MBA)が発表した23日までの週間住宅ローン平均約定金利は最
も利用される30年固定金利型が前週比6ベーシスポイント(bp)低下の6.44%
で、2023年4月以来の低水準となった。
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