プラチナ市況=プラチナは期先が続落、現物相場の低迷と円小反発で軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,732    +42    11,779  -  9  : 2,495.11   -4.67
銀          135.0   -2.0     135.0   0.0  : 2,835.00    -6.00
プラチナ     4,348    + 9     4,330   -31  :   921.25    -6.99
パラジウム   4,600   +100     4,600  +100  :   969.00    +0.82
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.32   +0.11  ユーロ・ドル相場   1.1055  0.0000
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。期先3本が続落。円安を受け
て買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調や円安一服に上値を抑えら
れ、先限は正午前に1円高で推移し、かろうじてプラスサイドを維持。午後になり、ド
ル建て現物相場の低迷、円小反発から小口の売り優勢となり、軟調な展開を強いられ、
先限は31円安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円高。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが31円安〜9円高、プラチナスポットが
17円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが4874枚、プラチナミニが454枚、プラチナスポット
が1894枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は押し目底を模索、ドル建て現物相場は中国の景気不安で低迷】
 プラチナ先限は午後になり、4329円まで下落した。8月29日の安値4334円
を割り込み、押し目底を模索となった。戻りは限られ、ほぼ今日の安値引け。25年8
月限の発会4450円から120円の値下がりとなり、売り方に有利な値位置にある。
2日のニューヨーク市場が休場であったこともあり、出来高は低迷し、新規買いは伸び
悩んだ。
 昨日、約7か月ぶりの安値をつけた中国株の代表的指数の上海総合指数は今日、続落
となり、2800ポイント割れとなった。中国の景気先行き不安が払しょくできないこ
とが、プラチナの需要減少不安が警戒され、価格低迷要因。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の927.44ドルから、ドル高を受け
て売り優勢となり、正午過ぎに918ドルまで軟化となった。920ドル割れは、早々
に買い拾われ、午後に923ドル台まで回復した。ドル堅調から再度、920ドル割れ
となる場面があった。午後4時前は920ドルを挟んでもみあい。
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