プラチナ市況=プラチナは大幅安、現物相場の低迷と金の下げ幅拡大から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,640    -92    11,681  - 98  : 2,491.51   -3.60
銀          130.0   -5.0     130.0  -5.0  : 2,788.00   -47.00
プラチナ     4,232   -116     4,225  -105  :   905.58   -15.67
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   939.11   -29.89
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.22   -1.10  ユーロ・ドル相場   1.1052  0.0000
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅安。ニューヨーク安と円高を受けて
売り優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、日経平均株価の急落を受けてリス
ク回避の動きが強まると戻りを売られ、先限は正午過ぎに90円超の下落で推移。午後
は現物相場の低迷、金の下げ幅拡大でジリ安となり、100円超の下落で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが116〜105円安、プラチナスポットが
109円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8612枚、プラチナミニが917枚、プラチナスポット
が3841枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は大幅安から抜け出せず】
 プラチナ先限は日中取引の前半に4211円まで下落し、8月6日以来の安値をつけ
た。中盤から下げ幅を縮小したが、大幅安から抜け出せずに推移した。
 ドル建て現物相場が一時900ドル割れまで下落後、905ドル前後を中心にもみあ
っている。900ドル水準は値ごろ感があるが、中国の景気不安は残ったまま。上海総
合指数は続落となり、非鉄、ゴムなど中国で需要の多い一次産品価格の下落要因。4日
のニューヨークプラチナ時間外取引は小幅続落で推移しているが、ヘッジファンドなど
大口投機家の買い玉の整理売りが続けば、ドル建て現場は先物市場の下落につれ安で再
度、900ドル割れリスク有り。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は軟調。朝方の907.47ドルから、ドル高が一服
したが、戻りを売られて軟調となり、899ドルの安値をつけた。一時909ドル台に
反転も戻りは鈍く、午後4時前は904ドル台で推移。
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