NYプラチナ市況=続落、株安で戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   909.7      917.4       902.0       908.3    -  1.6
         (25/ 1)   920.9      927.2       912.5       918.8    -  1.4
 パラジウム  (24/12)   942.00     945.00      923.00      929.60   -  3.70
         (25/ 3)   942.50     943.50      934.00      935.80   -  3.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          28,947         49,164        87,185       (+  7,184)
 パラジウム          3,617          6,559        22,098       (-    518)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,974.97  +  38.04
     前日  145.44/46   1.1043/45   ・ナスダック         17,084.30  -  52.00
     本日  143.71/73   1.1082/84   ・10年米国債利回り      3.76  -   0.08
・NY原油  (24/10)   69.20 - 1.14  ・SPDR保有金残高    862.74      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比は、プラチナが2.0〜1.4ドル安、
中心限月の10月限が1.6ドル安、パラジウムが3.90〜3.10ドル安、中心限
月の12月限は3.70ドル安。
 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、ドル高一服が下支えになった。欧州時間
に入ると、リスク回避の動きや金軟調を受けて戻りを売られたのち、買い戻されて下げ
一服となった。日中取引では、戻りを売られたのち、予想以下の米雇用動態調査(J
OLTS)求人件数が下支えになったが、株安に上値を抑えられた。
 パラジウム12月限は予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が支援要因
になったが、株安を受けて戻りを売られた。
 プラチナ10月限は時間外取引を902.0〜914.2ドルのレンジで推移し、前
日比4.3ドル高の914.2ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、ドル高一服
が下支えになったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、リスク回
避の動きや金軟調を受けて戻りを売られたのち、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、917.4ドルまで上昇したのち、戻りを売られて上げ一服となり、
904.2ドルまで下落した。その後は、予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求
人件数が下支えになり、917.0ドルまで戻したが、株安に上値を抑えられた。
 予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が下支えになったが、株安に上値
を抑えられた。7月の米JOLTS求人件数は23万7000件減の767万3000
件と、3年半ぶりの低水準となった。市場予想の810万件を下回った。米国債の利回
りが低下したが、景気減速懸念から株安に振れた。
 パラジウム12月限は、時間外取引を923.00〜942.00ドルのレンジで推
移し、前日比4.20ドル高の937.50ドルとなった。12月限は高寄りしたの
ち、戻りを売られたが、ドル高一服が下支えになった。欧州時間に入ると、リスク回避
の動きが圧迫要因になったが、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引は、戻りを売られたのち、予想以下の米雇用動態調査(JOLTS)求人件
数を受けて押し目を買われ、945.00ドルまで上昇した。その後は、株安を受けて
戻りを売られ、923.50ドルまで下落した。
 3日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万5586オ
ンス、パラジウムは同変わらずの4万3893オンス。
今日の材料
・7月の米貿易収支の赤字額は前月比7.9%増の788億ドルと、2022年5月以
来2年以上ぶりの高水準となった。前月は731億ドルだった。
・7月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が23万7000件減の767万
3000件と、3年半ぶりの低水準となった。市場予想は810万件。6月分は791
万件と、前回発表の818万4000件から下方改定された。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、連邦準備理事会(FRB)が高金利を
これ以上長く維持すべきではないとの見解を示した。雇用に過度の悪影響を与える恐れ
があるためという。
・7月の米製造業新規受注は前月比5.0%上昇した。防衛航空機が好調で、上昇幅は
市場予想の4.7%増を上回った。ただ、金利の上昇によりその他の需要は緩やかだっ
た。
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、3地区で経済活動のわずかな増加
を報告した一方、活動の横ばいまたは減少を報告した地区は前回の5地区から9地区に
増加した。物価は全体的に「控えめなペースで上昇した」とした。
・カナダ銀行は、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、4.25%とし
た。
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